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ようやく完成

時間を作って25センチ4発アイソバリックサブウーファーなんとか完成させました。

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サイズが結構な感じになってますw 横幅は80cm、奥行き43cm、高さ40cmとドデカく、重さもおそらく70kgはありそうなとんでもないサブウーファーです。

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構造としては↑こういう感じで、元のサブウーファーに板を巻いて16cmほどの深さの空間を作りもう1枚バッフル面を重ね、アイソバリック化した形です。自作サブウーファーの良いところは、建て増しするような改造が簡単にできることですね。場所に合わせて小さく作ることもできるし、後で場所が広くなっても大きくできたりします。
しかし、これならいっそ2発2発に分けてステレオ運用した方が良いんじゃないかという疑惑も出ておりますが、とりあえず音楽を聴けない期間が長くて音楽餓死しそうだったので、また満腹になるまでは今のSW2/1/1ISOで行こうと思ってます。このネーミングはいつもの横/縦/奥行のサイズ比のやつです。側面が木目でバッフル面は黒、サランネット取り付け用のマジックテープがついたBBCモニター調のデザインのやつはこのネーミング方式にしてます。

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まだ完成直後で計測はしておりませんが、だいぶ余裕のある超低域になってる感じがしますね。もともと20Hz以下まで出ていたので、音圧を上げたりと言う目的ではなく、歪み率を下げる目的でした。そもそも市販品レベルまで歪み率は低かったので、実聴では変化はわかりにくく、計測での精査が必要です。まあ聴いてわからなきゃ良いと言う話ではあるんですが、こと低域に関しては、音源によって歪みやピーク/ディップが大きくなったりわからなくなったりと言うのがありますので、計測は必須だと思ってます。30Hz以下の超低域となると音圧やキレがあるだけで満足しがちと言うのもありますし。

大きさの問題でオーディオラックもコンパクトにせざるを得ませんでした。スピーカーセレクターはサブウーファーの背後に収めていて、ケーブル類ももう少し綺麗に見えるようにしないといけません。

製作中の写真↓
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勘違いしてました

CDに収録されている周波数は20Hzからというのを何度か聞いた覚えがあり、私はもっと低いところも入ってるだろうと経験上感じていて、CDなんて収録時間とか昔は64分だけど今は80分くらい入ってますし、同様になんか冗長性みたいなのが入ってて公称は20Hzだけど実際は16〜17Hz辺りから鳴らせるような曖昧な感じなんじゃないの、と適当に考えておりました。
先日の遠征時にもその話題が出たので、気になって調べてみたところ、なんとスペック上でもう4Hzから入れれるとのこと! どえらい勘違いしたなと焦ったんですが、流石に4Hzが入ってる音源ってそもそもあんまりないんじゃ?と思い、Sonic Visualiserという音源の周波数分布や音圧などを分析できるフリーソフトで検証してみました。

パイプオルガンを使った音源で尚且つよく知られてる音楽で、低域が綺麗に入ってるCDとして、ガーディナーのフォーレのレクイエムを私は試聴盤としてよく使うのですが、これの最低域がこちら↓

フォレレクあにゅす

ちょっとわかりにくいんですが、赤青の分布図は縦軸、左隅の数字が周波数になっていて、横軸が時間経過で上の数字がタイミングです。この音源にはありませんが黄色が音圧の高いところです。白い波線が重なってますが別のグラフで、中央の縦の白線の時点でのf特となってます。下の16-25-40というのが周波数。スピーカーから出てる音のf特ではなく音源に収録されてる音のf特ですね。
ちゃんと全部調べたわけではないので全曲のここが最低音かどうかはわからないのですが、5トラック目の3:46秒あたりでオルガンが沈み込む部分。基音が24.5Hz(G0)で倍音成分で大体19Hzくらいまで鳴っている感じです。しかしよく見ると、音楽の音ではないっぽいんですが10Hz以下で薄く音が入ってますね。サブサブの振動板を触ってみるとそれに合わせて若干うにうに動いているのも確認できます。おそらく会場のノイズで、オルガンのフイゴの音やなんかかと思います。これがオルガンの音のリアリティに寄与しているかどうかは、聴いた感じそこまでないように思えます。
そもそもCDによって全体の音が大きかったり小さかったりしますので、グラフの色の濃淡をその都度、調整する必要があり、それ次第で相対的にほぼ鳴ってないような音も分布図に表示されちゃったりして、実際のところ鳴っていると判断すべきなのかは難しいです。全体的に音圧が低い音源で表示される薄い色はアンプの方でボリュームを上げてますので聞こえますが、濃い色(黄色)がちゃんとある音源では、うるさいので多少表示があってもアンプのボリュームは下げてますので無いと言って良いような音になります。

他にもいろいろ調べてみました。色の濃淡は全部同じ基準にしてます。
Youtubeに音源があるのは埋め込みしておきました。(同じ音が出てるかは不明)
まずはツイッターでちょっと話題になった最近オーディオショーでよくかかると言うGhost RiderのMake Us Stronger。

ツイッターで話題になった



見る前からわかってましたが、言われるほど低いところまで行ってないんですよねコレ。ただ低域に音圧があると言うだけで……。あんまり低いと売り物のボロが出るからとか?

これも昔、話題になったもの。
タイタニックのサントラのゴーンって鐘かなんかの音です。

タイタニックサントラ



26Hzくらいまで入ってますが、あんまり大したこと無かったです。

ピンクフロイドの狂気の冒頭の心臓の鼓動。

ピンクフロイド



思ったより入ってますね。基音は23〜43Hzあたりで18Hz辺りまで伸びてますが、一番濃い色の部分と比べると相対的に小さい音圧の音のように思えますね。f特を見ると22Hz付近が盛り上がってますが、音が収束するタイミングでのf特なので直前の基音の部分ではもうちょい上にそれよりも大きい山になってます。
何発目の心音から聴こえるかで低域の再生能力がわかる、なんて都市伝説みたいな話がありましたが43Hzがこの濃さでしたら、最近のならブックシェルフでも普通に鳴りますねw

盛大な音の嵐が巻き起こるヴェルディのオテロ、カラヤンウィーンフィル盤。冒頭の大砲が鳴る部分です。

ヴェルディおテロ



実は、国内盤と海外盤で音質が違うらしく、ウチのは東ドイツ盤です。オリジナルはアナログですが、18Hz辺りまで入ってる感じですね。

三島のkenbeさんから教わった矢沢永吉のワンナイトショー。こちらと、タイタニックはmp3音源ですが、私の経験上、高域はともかく低域はたまにmp3の方がちゃんと入ってることがある感じがします。

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これはおそらくブックシェルフなどで聴いてる方にはGhost Riderと同じような低域に音圧があるだけタイプに聴こえるかもしれませんが、全体的にもっと下まであり、しかも「1人残らず片想い!」のあとに17Hzあたりまで下がるすごい低音がありますw

そして真打ち、ツァラトゥストラはかく語りきの冒頭のオルガン。
シノーポリNYフィル盤です。

ツァラトゥストラはかく語り



10Hzまで入ってますねw 基音は16Hz(C0)だそうな。
ここまで20Hz以下が入っているにも関わらず、16Hzから鳴ってると思っていた私は、自ら20Hz以下のブーストは必要がないことを証明してしまってますねw
しかし、現状↓これにしないと迫力が出ない音源があるのもまた事実(主観ですがw)です。

タイトルなo

つまるところ、リアリティ(主観)を出す上で大事(主観)なのは20Hz以下のブーストではなく、30Hzから20Hzにかけての急峻な上がり方なのではないかと考え始めています。↑ピンクの部分(通常のf特グラフでは左端が20Hzなので紛らわしいですがw)。
私はDSPを使ってますが、イコライジングはシステム3(ラインアレイ)にちょっと入れているだけで、他は全てコンデンサとコイルでも作れるパラメトリック方式のクロスオーバーと、あとディレイでタイムアライメントを合わせているのみです。最近のデジタルイコライジングは歪みも少ないので、おそらく生成ソフトなども使って適切なイコライジングを入れた方が音は良いかと思いますが、やっぱりなんとなく裏ワザを使ってる気がして拒否感が出ますw
現状の20Hz以下のブーストもイコライジングをすればもう少し自然なf特になるかと思いますが、手動で部屋によるピーク/ディップを無くすために試行錯誤を重ねた結果で、このままフラットに持っていこうと思うと単に音量を下げれば良いと言う感じではありません。
(と言いつつスピーカーユニットへのダメージを減らすために1dBほどサブサブの音量は下げましたw)

kenbeさんのご友人で、私もいつもブログをチェックしてる理論派のスピーカービルダー、MCAP-CRさん(Suzukiさん)は33Hz以下の不要論をおっしゃってます。こちらの記事
私はこれに同意できます。結局のところ上記した音源は特殊な事例な上、33Hzでも十分に低域は入っているため音楽そのものの理解に全く支障は無く、むしろ33Hz以下を意識することによって膨らみ過ぎたり、ピークやディップ、高調波歪みを発生させ、それにより大きく支障が生じてしまいます。低域が満遍なく入った音源というのはかなり少ないので聴く音源が偏っていたりすると、ピーク/ディップに気がつきにくく、耳だけで調整するのは困難を要します。高調波歪みに関してはスピーカーそのものの歪みもありますが、壁や窓、部屋に置いてあるあらゆるものが共振し、歪みを増やし、壁を抜けた低音は家族や近隣住民に迷惑をかけます。低音は麻薬のようなモノで、気持ち良いからと増やしすぎるとスピーカーやアンプ、懐具合、やがて生活をも破壊するのです……
大事なのは再生周波数帯域の範囲ではなく、音楽を聴くことなので、そこは忘れたくありませんね。

よく確かめずに動き、結果オーライだった話

昔買ったDSDのオルガンソロの音源を聴いてたら、アンプが落ちました。ちょっと焦りましたが、hypexはなんでこんな丈夫なの?ってくらい異常動作に強く今回も無事。ユニットも幸い無事でした。さすがモレル耐圧1500W。
これはおそらくサブサブに設定し直した音圧が高すぎるのだな、と考えました。
↓の記事で書いた2段階で下がるスロープが結局、20Hzではちょうど良いけど、10Hzでは耳で聞こえないものの、かなりの音圧でぶん回しているような感じになっており、20Hz以下がカットされているCDでは平気でも、DSDなんかでは出力しすぎていて、このところのフィルター改変でさらに負荷が増え、落ちたと言う状況なのだろう。
そこで再びフィルターの見直しました。
パンがないならケーキを食べれば良いんじゃね的な安直さで10Hzでハイパスを入れてみました。ついで14Hzのローパスもちゃんとした値に整え、位相回転も極力無くす設定にしました。

全然良い感じです。10Hz以上のf特の線は思ったほど変化はなく、聴感でも部屋の揺れが軽減してるのでむしろ良くなってます。問題は音楽信号を出したときの物理的打撃感です。
物理的打撃感を試聴するときよく使う音源はこれです。



マイケル・ジャクソンの名曲Black or Whiteの冒頭の寸劇パート23秒付近の通称『壁ドン』です。(Nakki7氏命名)
ブーストしまくると割と簡単にびっくりするくらいの音にはなります。ですがガッツンガッツンくる打撃感ですと普通に別の曲ではバランスが悪く聞こえてしまうのでやりすぎになります。問題は質感になって来ます。鋭く強くリアリティのある壁ドン、これが物理的打撃感では大事であると考えます。
これを新たな設定で聴いてみると、かなり良いです。他にも色々聴いてみましたが、どれも改善してます。
フィルターを整えて位相回転が減ったのが大きいのかもしれません。位相回転は部屋の影響でグラフに出やすく、以前の北欧サブではおそらく床に面していたせいでインパルス特性の波形もおかしかったため、完全に合わせるのが難しく、f特優先で程々に減らす程度にしておりましたが、今回上手くハマり、いくつか消すことができたのでこの際、徹底的にやりましたw
CDの音域は20Hzからとされてますが、実際CDで20Hzのある音源をかけるとスピーカーのせいなのかアンプのせいなのかはわかりませんが付帯音で20Hz以下も鳴っているように思います。今回のフィルターは10Hz以下をカットしたことによって20Hz以下も適度に抑えられ部屋の共振が低減して、良好な結果になったののもあるではないかと推測します。
クリスマスイヴなのでカンターテ・ドミノを聴いてますが、かつてない空間表現と低域のリアリティです。

じゃあリベンジしますか、と件のDSD音源をかけてみると、また落ちましたw
今度は焦らずちゃんと調べてみたら、単にファイルが壊れてるだけでしたw オルガン曲なのでとてつもない重低音が収録されていたのかとw
まあ、結果オーライです。

新作サブウーファー

S氏のシステムを聴いて、やっぱあんま原音にこだわりすぎても良くないな、と思い直しw試行錯誤をしていたのですが、音の印象を変えずに低域の迫力だけ上げるにはだいたい25Hz以下の音圧をブーストしてあげれば効果があることに気がつきました。音の物理的打撃感だけが増え、音のまとまりはそのままという感じになります。
サブサブが14Hzを12dB/octで切ってますが、これにはパラメトリック方式ならでは秘密があり、フィルターの組み合わせのQ値に差をつけることによって無理矢理48dB/oct並みのスロープを作るという裏技を使ってます。
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詳しく説明すると煩雑になるので簡単に言いますと、↑このような2段階で折れるようなスロープになってるのですが、周波数が低すぎるのでスロープが緩いところが見切れて音も出なく48Hz/oct並みのスロープだけが得られるような感じです。ただこれをやるとカットオフ付近での位相回転がかなり変なことになってしまい、上の帯域と繋ぐのに苦労させられます。多分歪みも発生してますが、音が出ればOK、繋がればOKと言う精神でやってますw
(※と、言うかなんでこれをやってるのかと言うと、48dB/octで30Hzとかの超低域を切ろうとすると、遅延がものすごいことになって上の帯域で設定できるディレイの限界値(約20000us)を超えてしまうからなんですが、最新版はもっと長く設定できるみたいでやる必要はないみたいです。悔しい……orz)

んで、低域をいろいろいじってるときに気づいたのですが、と言うか、本当はもっと前から気づいていたのに気づかないフリをしていたんですが、北欧サブ(床に置いてる白いヤツ)がやっぱりちょっと歪んでます。箱がそもそも鳴ってます。サイン波を大音量にすると鳴る感じなんで、音楽信号なら無視できるレベルではあるのですが、やはり気になります。その上、制振処理をだいぶやってるのにも関わらず、まだ少し床に伝わってるのも気になってました。さらには、制振処理をしたせいで無駄に場所をとってるのも気になってました。(54cm×52cm×20cm)

吊り下げ機構のために買ったワイヤー調整金具(800円×8個)の次の使い道に悩みつつ、北欧サブは引退。

そしてこちらになりました。

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SW4/6/1Tです。
この/分けはLS3/5Aの真似なんですが、当初3/5をなんかサイズの比率かなんかかな?と勘違いしており、スピーカーの598戦争とかもサイズの比率かな?と、やたらとサイズ比と勘違いしてることから、逆にサイズの比率を表すネーミングとして取り入れようと、今のメインのLS1/5/2A(LoudSpeaker20cm/100cm/40cmAhoの略)からつけており、今回はSubWoofer60cm/90cm/15cmでこの名前になりました。Tは「立て掛けてる」のTですw

奥行きがわずか15cmですが、板厚はバッフル面・背面とも3.2cm。しかもユニットを挟んで背面と完全にくっついているので実質6.4cm! 北欧サブは1.8cmでしたので約3.5倍、容量は37リットルで、北欧サブの22リットルをはるかに凌駕。重量は片方だけでも30kgあります。問題の制振構造ですが……

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このように、逆振り子立て掛け構造®︎で横揺れをジェルマットで吸収!(®︎は嘘です)
ちなみに以前の北欧はこんな感じ。
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これだけやってもまだ少し揺れが床に伝わってました。
逆振り子立て掛け構造♨︎なら床どころか壁も揺れゼロ。と言うか、LS1/5/2Aの揺れの方が床に来てるのでこれの対処を今、考えてますw
やっぱりサブウーファーで縦にユニットを配置するのは悪手だと思いました。縦揺れにサブウーファーそのものの重さも加わりますので制振が難しすぎます。

歪みなんですが、かなり改善してますがまだあります。徹底的に調べましたが、箱ではなくユニット自体に軽く歪み(THD+NのNの方)がありました。高次倍音の周波数っぽくはなく、おそらく風切り音。まあ、そんなに高いユニットでは無いですし、これだけ薄けりゃしょうがないのかもしれませんね。音楽信号では全くわかりませんし、計測でも綺麗な線ですので、無視しますorz

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中はこんな感じです。L字アングルはハの字にしたかったのですがターミナルに干渉したのでVの字にしました。
最初音出ししたとき、縦に入ってる梁の厚さが0.5mmほどオーバーしていてフタを邪魔したため隙間からリコーダーのようにビュービューノイズが出て落ち込みましたw カンナで削って修正しました。
箱の集成材の板ですが、2cm厚で180cm×60cmでコメリでたった2150円なんですが、重く・硬く・切り易く、最近気に入って使ってます。欠点はモザイク柄なせいで鉛筆で印をつけてもどこに書いたかわからなくなる事ですねw
バッフル面と背面にはさらに1.2cm厚の合板を貼り、左右総額(ユニット抜き)で20,000円ほどでできました。
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自作スピーカーは、これで9作目になりますが、そのうち3つがサブウーファーですので、そろそろサブウーファー造りのコツも掴めてきましたね。
やっぱ北欧サブや今回のように、構造を複雑にしてしまうと箱が鳴ったりする可能性が増えます。サブサブのように、側面板をバッフル面で挟むような構造が一番作り易く、失敗しないですね。
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補強で入れる梁(青い部分)を側面の板と同じタイミングでパネルソーで切ってもらうのが良いでしょう。これが0.01mmでも側面板と違うと隙間ができて台無しになります。(バスレフならなんとかなりますが) あと、今回やったような板でフタをする方式も次は避けたいですね。フタだけでは密閉が甘くなるので、もうメンテは諦めて全ての面の板を完全にボンドで貼り合わせ、二度と開けられなくするか、ユニットの取り外しで開けられる形にするべきでしょう。

さて、忘れそうになりましたが、肝心の音質です。
すぐ横にあるので、サラウンドのように横から聞こえはしないかが気になってましたが、サブウーファーで低い帯域ですし、耳に届くタイミングも完全に合わせてますのでほとんどわかりません。ディップ埋めで100Hz付近まで鳴らしてますので全くわからないと言う感じではないんですが、逆にウチのような幅のない部屋ではこっちの方が音場が広がり良い感じに聴こえます。
まあ、気になったら100Hz付近の狭いディップを無視して、45Hz付近のディップに専念させればもっと聴こえなくなると思います。いずれにしても、f特も位相特性も調整してますのでそこまで以前と変化はないですね。(※結局、100Hzのディップは無視し、66Hzで切る感じにしました)
それよりもラインアレイの変化がすごいですね。ラインアレイでは北欧サブ時代からサブウーファーというよりほぼウーファーの帯域でしたので、床に向かって鳴らしていた状態とは大きい変化がありました。まだ調整中ですが、面白い音にできそうです。

サブウーファーの自作

三島の巨匠kenbe氏がサブウーファーは初心者にはハードルが高いと述べられてます。
これに関しては、私は数個作ってみて意外と簡単だなと感じていて、むしろ普段から全く自作をしないと言う人も、サブウーファーだけは自作をして、省スペースで高品質かつ経済的なシステムを構築できるのではないかと思っているくらいでして、その理由を少し書いてみたいと思います。

まず一般的なサブウーファーの欠点、およびサブウーファー自作のハードルをリストアップしてみたいと思います。


●サブウーファーの欠点

1、調整が難しい
→聴感に頼るとやはり失敗しがちで、よく言われる「ほとんど聴こえないレベル」を意識するとあまり効果がなく必然性を感じられなくなる。

2、高価である
→ピュア向けにまともな製品をステレオで揃えると50万は軽く超える。安価なものはアンプでホワイトノイズが入ったり、エンクロージャーの板厚が薄かったり、ドライバーの質が怪しげだったりで信頼できない。高価なものにしても1の問題を経て、無い方がピュアであると言う認識になり、手放してしまう。

3、定在波の問題
→低域は波長が長いので定在波が起こりやすく、部屋の形を変えるでもしない限り解決しないことがある。

4、群遅延の発生
→これが根本的な問題として横たわっている。群遅延とは、簡単に言うと低域にクロスオーバーを持っていくと、低ければ低いほど遅延が倍々ゲームで増えてしまうと言う現象で、低音は増えてもスピード感が失われてしまうと言うサブウーファー特有の問題。


●サブウーファー自作の難点

1、ドライバー(ユニット)が売っていない
→売っていてもカーオーディオ向けばかりでピュア用途で使うのは気が引ける。

2、厚い板が売っていない
→近所のホームセンターに売ってる板では制振に必要な板厚を得られない。

3、クロスオーバーが作れない
→チャンネルデバイダーは高価だし安価なものはプロ用で、ピュア向けでは無い。ラインレベルではなくアンプの後段に入れると大掛かりで高価になる。エンクロージャー構造によるアナログ式カットオフは細かい調整に制限があり、出たとこ勝負になる。

4、エンクロージャーの制作が難しい
→バスレフ方式はポートの計算が必須であり、下手に作ると暴れたり上手く出なかったりする可能性がある。密閉にするにしても正確に板を切り出し、完全に隙間を無く作るのは難しい。

ではこれらを一つ一つ検証したいと思います。


●サブウーファーの欠点【解決編】

1、調整が難しい
→計測マイクを買いましょう。低域は好みが入るので感覚ではやはり限界があります。計測して正確に把握して調整すれば楽勝です。よく言われる「ほとんど聞こえないレベル」にするのは完全に妥協策であり、ピークやディップを生まないためのかなり消極的なやり方でしかなく、計測をすれば積極的に上手に効果のある鳴らし方ができます。

2、高価である
→自作をすれば安いです。DSP付きのサブウーファーは既製品では50万超えも珍しくありませんが、自作なら最高級品と同じパーツを使っても20万もしません。

3、定在波の問題
→これはサブウーファーでなくても低音が出れば問題になることで、却ってサブウーファーであれば単体で対処できますので、制御しやすくなります。DSPでピークは凹ませ、ディップは埋めます。それでもダメな場合も、置き場所を変えれば解決することが多いです。自作なら形も自由自在なので置き場所の選択肢も広がります。

4、群遅延の発生
→これは難しい問題ですが、自作でコンパクトなサイズにして、リスニングポジションから近い位置に置くなど、やり方は色々あります。後述します。


●サブウーファー自作の難点【解決編】

1、ドライバー(ユニット)が売っていない
→クレジットカードをお持ちなら海外のサイトで買う事です。パーツエクスプレスがおすすめです。高級品をお求めならsolenMadisoundなどがあります。カーオーディオ用では無いピュア専用と言うのは元々サブウーファードライバーではほとんどありませんので気にしなくて良いかと思います。「見た目がカー向け」と言った物は多いのでそれを選ばなければ問題ないでしょう。クレジットカードがない場合はカーオーディオのお店で見た目が地味なドライバーを探すしかないかも…
ドライバーの選び方については、細かくパラメータを精査する必要はなく、密閉向きかバスレフ向きかが分かれば、あとはサイズと耐圧、予算だけ自分の環境に合わせればほぼ問題ないです。こちらでドライバーの密閉/バスレフ判別計算ができます。

2、厚い板が売ってない
→板を二重三重で貼り合わせれば問題ないです。個人的な意見ですけど中にボンドの層が出来るため却って制振には有利になっている感じがします。

3、クロスオーバーが作れない
→ここが自作サブウーファーのキモになりますが、DSP付きプレートアンプを使いましょう。オススメはB&WやMAGICOでも採用されているhypexの物。hypexの直販サイトで購入できます。上記したパーツエクスプレスではDayton audioの求めやすい価格の物があったり、miniDSP社のアイスパワー搭載品などもあります。こちらも直販サイトがあります。

4、エンクロージャーの制作が難しい
→バスレフは、自作サブウーファーが盛んなアメリカの計算サイトもあったりしますが、やはり遅延なども発生するのでこだわりがなければ密閉で作るのが良いでしょう。板の正確な切り出しはパネルソーのあるホームセンターにやってもらえば完全解決です。うちの近くのホムセンのように、めんどくさい客が増えないために数センチズラしてカットするお店でも、箱の作り方とカットしてもらう手順を工夫すれば数センチの誤差があっても隙間なく組めます。パネルソーの台に木粉が積もっていて板が垂直にセットされてないパターンだけには気をつけましょう。


大事な点は3つです。
★DSP付きプレートアンプ
★海外通販
★計測

遅延の問題はかなり難しく、これは人間の耳は低域の遅れを知覚しにくいと言う点を好意的に受け止め、気にしないと言うのが、消極的ながら手近なやり方です。私はサブウーファー以外も全段DSPでタイムアライメントを制御して解決しておりますが、ピュアオーディオ的かと訊かれると「そうでないと考える人は多い」と言う答えになってしまいます。ただしアキュフェーズの高級チャンデバでも方法は同じなので、その考えも根拠は不明と言えます。
群遅延はクロスオーバーのカットオフを急峻にするほど激しく発生するので、サブウーファードライバーから鳴る成分を薄くしたいがためにバッサリと切ると、遅れにより音がぼやけるばかりか位相も合わなくなりピークやディップになったりします。この辺りは調整もかなりシビアになるので、聴感だけでは全く感覚が掴めなく、暗中模索することになります。計測マイクがあっても最初は難しいでしょう。
あとは上記しましたリスポジ近くにサブウーファーを置くと言うやり方。よくホームシアターのセッティングではサブウーファーをスピーカーの外側に置いておりますが、これは単純に見た目の収まりの良さが優先されているので、ホームシアターのように重低音の重さが求められていない音楽での使用では、リスポジから近い方が好ましい結果が出ます。ただ、群遅延による遅延の大きさは、置き場所を1m、2m変えたくらいでは五十歩百歩なレベルになっている場合がままあるので、聴感で変化はあまり感じられないかもしれません。近くに置く事で定在波が発生する場合には遠くに置いた方がマシです。

以上が、サブウーファーの自作に関して、ハードルは高くないとする根拠になりますが、そもそも計測マイクがハードル高いわ、とか言われるともう返す言葉もございませんw まあでも、DaytonのOMNIMICとかUSBでパソコンに繋ぐだけなのでかなり簡単かと思います。
不明な点、異論等ありましたらコメントお願いします。



インターフェースをもうちょい改造。
タイトルなし

置き時計を寝る部屋に持って行ったので、オーディオ部屋に時計がなく、PC上に大きく時計を表示してますが、前のフリーソフトのアナログ風時計はなんか異物感があったのでfoobarアプリ内に時計を収めました。

プロフィール

あべ

Author:あべ
DDC:MUTEC MC3+USB
AMP:hypex FA253(x2)+hypex FA502(x2)
SP:RAAL 70-10DAM+VOLT VM527+VOLT BM165.1(x2) / Fostex T90A+Fostex H325+JBL LE85+JBL 2231A+JBL 2231H / Dayton audio ND16FA-6(x8)+Wavecor FR055WA02(x9)/
SW:Dayton Audio LS12-44(2ch)+morel UW1058(x2,mono)
CDP:TEAC PD-H600
HPA:nuforce iconHDP
HP:AKG K601
POWER:KOJO TECHNOLOGYAray MKII

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