2024/01/31
部屋の美観は重要
ネットなんかで自作をしない人と話すと割と高頻度で「自作派は見た目を気にしないのがNG」と言うような感想を貰います。硬派な自作派の「オーディオの本質は音質。見た目などどうでもいい」と言う意見も言いたい事はわかりますが、それが自作を敬遠させ新規参入を減らす事態になってしまっていてはいただけません。それに私はオーディオの本質を「"部屋で聴く"音質」であると考えます。ただ音質だけならばコンサートやスタジオで聴くべきでしょう。自分の部屋で聴くのだから部屋の過ごしやすさも気にすべきだと思います。作るのが楽しくてしょうがなく見た目が疎かになる心情も理解できますし、そう言う人が極めて行くとスタイルを感じさせる見た目になるパターンもあります。しかし、それはごく稀でしょう。
困ったことに、そう言った見た目の評価というのは、本当にセンスのいい人しか自分の部屋には反映できないと言う難しさがあります。他の人の部屋を見てなんかカッコ悪いなと思っても、そう思ってる自分の方が酷いと言うのに気づくことは難しく、私なんかもモロにそんな感じかと思いますw 自分の部屋なので、見慣れてしまって変な箇所に気付けない感じでしょうか。自作をやらない人でも酷い部屋になってるパターンは、この罠も大きなの要因の一つな気がします。
以前、記事でも書きましたが、撮った自分の部屋の写真を左右反転にしてみると言うやり方は、割と効果的だと思います。アニメーターなんかが紙の裏から見てバランスを確かめる技の応用です。
私の部屋のこれなんですが
青枠の中のやつは反対側の壁がCDラックになっているため、片方を平坦な面にしておくとバランスが悪くなると言う理由で設置しています。ファブリックボード(ファブリックパネル)と呼ばれるインテリアを模した物で、中には乱反射のために夏に軒先に立てかけたりして使う葦簀をはめ込んで、裏にはフェルトも貼り、被せる布は大きいものがなかったので適当な布を繋いででっち上げた物です。
これ、反転する前からわかっておりましたが、反転すると余計に異物感を感じます。色合いもなんか単調でダサいです。
だいぶ前から変えたかったんですが、おしゃれな布って結構高いんですね。適当な手芸用品店に行っても、服に使う布しか置いてないので、柄が細かすぎてファブリックボードには使いにくいです。ガチのオーディオ用のパネルを買うのもちょっと勇気が要ります。
ずっとAmazonで探していたところ、中国製ですがサイズもかなり大きく、値段も爆安なこちらを発見しました。
Gaomi壁掛けモネの背景布インテリア背景壁タペストリー壁掛けビーチトウタペストリー壁カーペット寮の装飾毛布 (230*150CM, Y1)
Moentのタペストリーです。「萌人」と書いてモエントなのかもしれません。
レビューはなく、販売業者も評価がヤベえ感じです。
おそらく「色が薄い」か「サイズが小さい」か「薄汚れている」、「解像度が酷い」、「絵がそもそも違う」のいずれか、もしくは全部だろうと言う予想がありましたが、ダメでも後悔するような値段ではないので思い切って行ってみました。
約2週間で到着しました。
Monetの小麦畑と言う作品。(PCの壁紙もモネ)
品物の品質は申し分なく、まあこれだけ見ると見た目は良いです。しかし部屋全体で見ると趣味が悪くなったかもしれませんw ふちの部分のモエントなどの文字はハサミでカットしたので問題なし。実は縦横の比率も実物とは異なるんですが、そもそもサイズが実物よりだいぶデカいのでこの際気にしませんw(絵の部分だけのサイズは198cm×110cmで、うちで使ったファブリックボードのサイズは180cm×90cm)
2400円でこれは大したもんです。
あと手作り感満載だったこれも
こうなりました。
右のフェルドマンですが、1番好きな曲の音源(SQの2番)はデータで購入していたので妥協してこのディスク(Trio)を飾っておりました。この際なのでCDも買っておこうかと思ったのですが、同じ音源を2回買うのは勿体無いので、レア盤になっているFor Christian WolffのBridge盤を購入しました。今アメリカからの船に揺られております。レア盤ですけど普通にサブスクで聴けるので勿体無いといえば勿体無いのですが。
最初の話に戻りますが、そもそも部屋の過ごしやすさなんて、部屋の持ち主が満足してればそれで良いんですから他人がどうこう言う問題ではないですね。新規参入なんてクソッタレですよ。