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計測な軽率

DaytonのOmniMicによる計測が楽しいです。
特に低域は、高域のように測定位置がズレるとコロコロと線が変わったりしないし、うちはDSPで操作できるサブウーファーを二重で入れているので、カットオフの調整でわかりやすくf特が変化し、修正もやればやるほど良くなります。

今の状態がこれです。
saisinn.png

5Hz〜35Hzがまるでギアナ高地のように平らです。
(※5Hzって本当にコレちゃんと計測してるのかな?と疑問に思って、一度5〜8Hz辺りのサインウェーブを鳴らして音量を上げ下げしてみると確かに計測されてます。15Hzくらいは耳に圧が掛かって、微妙に鳴ってるのがわかるのですが、5Hzだと全く何にも感じないもんなんですね。サブウーファーのドライバーだけがゆらゆらと揺れてて若干恐怖感を覚えます。)

ユニットそれぞれの音を分けて計測するとこんなんです。
三種森2
緑=morelのサブサブ
黒=北欧サブ
赤=KEF Ref.1+raal

1月の記事で「山を重ねて台地にする」と書いてますが、morelのサブサブの容量が大きいお陰で単体でも十分に台地になってくれることが、やってるうちにわかりまして、北欧サブが70Hz付近のディップ(部屋の特性と思われる)を消す担当になりました。
70Hzのディップがなければもはや北欧サブ要らねえじゃん!って思ったのですが、試しにminiDSPのイコライザーでディップを消し、北欧サブなしで鳴らしてみたところ、聴感での低音のスピード感も厚みも全く出ません。厚みが出ないのはなんとなく予想はついていたのですが、スピード感も無くなったのは意外でした。おそらく北欧サブがリスポジから近いのが功を奏してるのかと思います。


f特よりもモノを言うインパルス応答も無論、測っております。
これが理想、というか完全無欠なスピーカーが存在したらと言うグラフです。
3FFA0A8B-00EE-42E3-90F4-A370C1C237AC.jpeg

縦は音の高さで、横は時間経過、色の寒・暖で音の大きさを示します。他にもグラフの方式があるのですが、これが一番説明しやすいのでw

こちらがうちのシステムです。
20212262.png

(ノ∀`)アチャー
メインの円錐の横に何本もあるのは壁から反射した成分です。やはり狭い部屋を縦で使っているせいでモロに反射してます。
こちらがもっと計測範囲を広げたモノ(上のは300Hz↑、〜10msecだけ)

2021128_4.png

このグラフは、範囲や感度を変えると見た目がガラッと変わるので、どういう感じの図が「良いシステム」なのかちょっと比較しにくいのですが、おそらくうちのは低音がダメでしょう。なんか病的な感じが見て取れますw
グラフでみるとこのシステムの音は低音のキレがないと言うのがわかるのですが、聴感だとキレが必要な楽曲なんかでも重鈍な感じはそれほど感じません。あくまで推測ですが、ちゃんと極低音まで出ていて芯があり、音の出始めが遅れていなければ、それほど音のキレをスポイルすることはないのではないかな、と思いました。

このグラフは視覚でクロスオーバーやピーク/ディップの具合が確認できるので結構重宝します。Reference1のクロスポイントが350Hzと2800Hzですが、図を見ると少し色が薄くなってます。
逆相で繋がってたりすると、スピーカーからの音は薄く、反射音が濃く出ていたりと言った特徴的な図になります。

ちなみにホーン+ラインアレイ+15インチダブルはこんな感じです。
(※グロ画像注意)
horn.png

うわああああああああああああ!!!1!
どのタイミングで鳴り始めてるのかすらわかりませんw
ラインアレイのせいでしょうか…
まあグラフが汚い=音が汚いってわけではないので、こういうのもアリと言うことにして下さい。

ちなみにこのグラフは声紋分析なんかでもよく使われてるのをニュースなんかで見ますね。
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現在の構成

よくネットで自らのオーディオシステムを紹介するときフローチャートみたいな図にしてますが、結構すんなり入ってくる図と全然入ってこない図があるなと思いました。
入って来ない図は、まあ、見る人(わたくし)の理解力の問題なんだと思いますが、情報量が過多だったり、逆に知りたい情報が書いてなかったり、見づらかったりで、見る意味なかったなって思ったりします。
逆にすんなり入ってくる図は、まずその図の人のシステムやその人自体に興味があるってのがあるのですが、それを差し引いても、パッと見で部屋の写真を見るよりも自然に理解できたりします。

それを踏まえて、私もそろそろシステムも固まってきた頃だし、ここらでシステムの図を作ってみました。

今の構成
●自作PC
→セミファンレス。foobar2000使用。
●TEAC PD-H600
●MUTEC MC3+USB
●Hegel HD25
→ボリューム操作は主にココ。
●Hypex FA502
→DSP内蔵、500Wx2の2wayアンププレート。2台使用。
●Dayton Audio LS12-44
→30cmロープロファイルユニット。北欧風デザインを意識したサブウーファー。
●Morel UW1058
→25cmをツイン。サブウーファーのさらに低い音を受け持つ。BTL接続でモノラル。
●Hegel H190
→150W プリメインアンプ。ネットワーク機能もあるのに使ってない。
●LUXMAN AS-50R
→リモコン式スピーカーセレクター。便利。
●UESUGI U・bros24
→45W EL34プッシュプル真空管パワーアンプ。ホーン+ラインアレイ+15’ダブル用
●KEF Reference1
→ RAALのリボンツイーター70-10Dをスーパーツイーターとしてアドオン。
●YAMAHA NS-1 classics
→fountekのリボンツイーターNeoX3.0をアンビエンスツイーターとしてアドオン。
●ホーン+ラインアレイ+15インチダブル
→FOSTEX T90A スーパーツイーター。
→FOSTEX H400+JBL LE85 ウッドホーンでツイーター。
→Wavecore FR055WA02 片側9発のラインアレイのミッド。
→GRS 15PF-8 ウーファー。
→これらのクロスオーバーにEminence PXB3:3K5を使用。500/3,500 Hz。
→JBL 2234H サブウーファー。H190でドライブ。
●KOJO ARAY Mk2
→クリーン電源。

コレ、作ってるとわかりやすいのかわかりにくいのか自分でも判別付かなくなりますね。
まず写真を入れて「あの機器か」とわかりやすくし、情報は見やすいようにギチギチに入れないようにし、もっと知りたいなとなりそうな情報は検索しやすいようにテキストを添えてみました。

うーん、どうなんだろう。
やっぱりまずは「この人のシステムすごそう/面白そう」って感じなってからなんでしょうかね……
精進あるのみでしょうか。

※KEFのシステムの低域をちょっと見直しました↓
unagi.png
一度miniDSPをプリメインの前段に入れてルームイコライジング&ディレイ調整をやってみたのですが、意外と聴感では変わりがなく、 DSPのアナデジデジアナ変換の精度の方が気になってしまい、やめちゃいました。

プロフィール

あべ

Author:あべ
DDC:MUTEC MC3+USB
AMP:hypex FA253(x2)+hypex FA502(x2)
SP:RAAL 70-10DAM+VOLT VM527+VOLT BM165.1(x2) / Fostex T90A+Fostex H325+JBL LE85+JBL 2231A+JBL 2231H / Dayton audio ND16FA-6(x8)+Wavecor FR055WA02(x9)/
SW:Dayton Audio LS12-44(2ch)+morel UW1058(x2,mono)
CDP:TEAC PD-H600
HPA:nuforce iconHDP
HP:AKG K601
POWER:KOJO TECHNOLOGYAray MKII

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