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初空気録音

録音機材がないのでやって来なかった空気録音ですが、試しにすまほでやってみた形です。計測用のマイクでできないかな、とずっと計画していたのですが無指向性のため変な音になるらしく、やっぱダメか、となって諦めていましたが、kenbeさんのブログの「軽く考えた方が良い」と言う言葉に励まされiPhone SE2でやってみました。
車のスマホスタンドで設置していて、若干位置が低いのですが、いつも寝転がって聴いてる感じですので大体10cm低いくらいです。
すまほ収録なせいなのかもしれませんが、正直なところ動画だと実際の雰囲気は出せませんねw 定位感なんかはどれも同じに聞こえますw
前回の投稿で紹介した3音源を15秒ずつです。

システム1(KEF)


システム2(ホーン+15インチダブル)


システム3(ヤマハNS-1+ラインアレイ)



次は一応、計測用マイクでやってみようかな? PCで撮らなきゃいけないため少しめんどくさいのですが…
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サブウーファー追い込み(低音が良い音源の紹介もあるよ!)

DSPと計測マイクがあると、本当にやめどころが分からなくなります。
私などはあんまり基礎的な知識もない人間ですので、やってるうちに新たに仕組みを知って、それを組み入れた上でまた最初から練り直し、と言う作業を何度も余儀なくされます。
よく見るブログ——自作SP趣味が高じて自らの作品を販売する工房まで立ち上げたオーディオフィルのカノン5D氏(塩ビ管SPのオフ会でお見かけしたことがある)のサブウーファーに関する記事を読んでいたところ、バスレフポートからの音に関する知識が俄かに飛び込んできたので、実証実験をしたのが先週で、そこから何度も調整を重ね今日、記事にするに至りました。
記事にしたと言っても、まあ上手く行ったよと言う報告なので特に客観的に有益な情報もないし、ダラダラ書いてもホント読む人をガッカリさせるだけなので端的に図を貼りつつ書きます。

バスレフ実験

↑こちら、通常が赤、バスレフ塞いだのが青です。(KEF Reference1単体)
70Hz付近のディップが2月の記事でも書いたようにずっと懸案で、カノン5D氏の記事を読んで、もしかしたらバスレフからの音が悪いのかと直感し、塞いでみたのですが結局ディップは消えず。マイクを動かしながら判明したのが、やっぱりフロントのユニットから出て壁に反射した音が原因という事です。
どちらにしてもバスレフからの音は遅延があると言うことなので、バスレフを塞いで北欧サブウーファーで補うパターンも頑張って作ってみました。
(画像省略)
f特自体は大体似たようにできて、いざ実聴。
明らかに違いが出ます。
簡単に申しますと、バスドラムの音などの低音が、カタカナで書くとバスレフ開「バ」、塞ぐと「ボ」になります。空気の揺れはバスレフの方が表現できてますがキレは明らかに塞いだ方がある感じです。f特は同じようなもんなのにここまで違いが出るのは驚きでした。
バスレフ全開では30〜60Hzの山が大きすぎて、それに合わせる形でサブウーファー群の音量も大きくしていて、低域が過多な気もしなくもない感じ(個人的にはちょうどいい)なので、軽くスポンジで狭くした半開の設定もやって見ると、だいぶいい感じにフラットになります。「バ」と「ボ」の中間なんで「ブ」になるかと思いましたが「バ」の暴力感を少しマイルドにした感じになりました(謎)

20210315half.png
↑バスレフ半開のf特
クロスの設定は普通にセーブしていつでもロードできるので、聴く曲によって使い分けようと思います。

ちなみに低域のクロスオーバーはこのように設定しております。(バスレフ全開)

dsp設定

表の基準がよくわからないかと思いますので右の四角の中に-48dB/octの線を比較対象として置いときました。

これの結果がこのf特
202120314full.png
青=全部同時、赤=KEF Ref.1、黒=北欧サブウーファー、緑=サブサブウーファー

イコライザーでもっと細かく設定できるのですがそこまでやると反則な気がしてできないですw

有益な情報を書いてないので、オマケでよく低音の実聴検証で使う曲を並べて置きます。アソシエイトとAmazon musicとSpotifyのリンクも貼ってみた。

■The Pointer Sisters - I'm So Excited
低域のスピード感を聴きたいとき。心からノれる。




https://music.amazon.co.jp/albums/B076P2LQ5J?do=play&trackAsin=B076P95FVX&ref=dm_sh_woBHLcfLgspp9KcasT6j0ymjc
https://open.spotify.com/track/1ot6jEe4w4hYnsOPjd3xKQ?si=2zOdhXVlRoagem35Axhhxg


■Herbie Hancock - Autodrive
低音のキレを聞きたいとき。初っ端にズーンと来る低音も聴きどころ。




https://music.amazon.co.jp/albums/B076P7H9L6?do=play&trackAsin=B076P7FTRJ&ref=dm_sh_4BpzMRgusfRPK3ZY9K1BIChi5
https://open.spotify.com/track/5Fm1I0XoPmyyQ5GB370e9W?si=rRXGtv-pQtWdAPj_bDp-iQ


■Harold Danko - Fall Split
低音のリアリティを測りたいとき。ウッドベースの質感が良い。



https://music.amazon.co.jp/albums/B01BF6PT8K?do=play&trackAsin=B01BF6PUHK&ref=dm_sh_bA2SIWitkQYKL8fmnnWFkQrd4
https://open.spotify.com/track/3lJsDfRWpREExBU3OTIPB8?si=kzCTj1hTTTSgb9eR_RNwCw


クラシックもよく使うのですが、どの音源が良いヤツなのかすぐ忘れちゃうのでこれぞと言うのがない。

ちょっとした大改編

セカンドシステムはホーン(高域)+ラインアレイ(中域)+38cmダブル(低域)の組み合わせです。
ホーンは音の直進性が強いです。ラインアレイ(トーンゾイレ)は逆に拡散力があります。
「……こりゃ、お互いの特性をスポイル?し合ってるじゃないか。」
と、作った当時から気づいていたのですが、ラインアレイを完成させたときに高域が明らかに出ないことに気づき(ユニットを多くすると互いの音で波長の短い高音を潰し合うため)、高音を補うためにとりあえずホーンと組み合わせたのです。んで、やってみたら意外といい感じにローファイ感があり面白く鳴り、これはこれでいいや、となった形です。
そして、計測マイクの導入でやはり波形がおかしい事を実感し、この度ラインアレイを抜く事を決意したのです。

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見た目はあんま変わってないですけどこうなりました。


210312kousei.jpg

●自作PC
→セミファンレス。foobar2000使用。
●TEAC PD-H600
●MUTEC MC3+USB
●Hegel HD25
→ボリューム操作は主にココ。
●Hypex FA502
→DSP内蔵、500Wx2の2wayアンププレート。2台使用。
●Dayton Audio LS12-44
→30cmロープロファイルユニット。北欧風デザインを意識したサブウーファー。
●Morel UW1058
→25cmをツイン。サブウーファーのさらに低い音を受け持つ。BTL接続でモノラル。
●Hegel H190
→150W プリメインアンプ。ネットワーク機能もあるのに使ってない。
●LUXMAN AS-50R
→リモコン式スピーカーセレクター。便利。左ch用と右ch用で2つ使い(図ではアンプごとで分かれてますが)。
●UESUGI U・bros24
→45W EL34プッシュプル真空管パワーアンプ。ホーン用
●KEF Reference1
→ RAALのリボンツイーター70-10Dをスーパーツイーターとしてアドオン。
●YAMAHA NS-1 classics
→fountekのリボンツイーターNeoX3.0をアンビエンスツイーターとしてアドオン。さらにWavecore FR055WA02が9発のラインアレイを逆相で接続。
●ホーン+15インチダブル
→FOSTEX T90A スーパーツイーター。
→FOSTEX H400+JBL LE85 ウッドホーンでツイーター。
→GRS 15PF-8 ウーファー。HYPEXでドライブ。
→JBL 2234H サブウーファー。H190でドライブ。
●KOJO ARAY Mk2
→クリーン電源。


ホーンとダブルウーファーの位置が離れているので、なるべくクロスオーバー周波数で音が重ならないように急峻なスロープが必要で、なおかつ、ダブルの38cmは別々の製品なため、JBLの現行エベレストのようにダブルウーハーの帯域をゆるく分け、面倒なクロスが必要なミッドバスをDSP付きのHYPEXで鳴らします。(ローはHegel、ホーンは真空管)
そのためにスピーカーセレクターをもう一台導入しました。

ラインアレイですが引退はもったいないのでヤマハのNS-1と組み合わせた所、なかなかいい感じに壮大に鳴り、結果オーライな感じになりました。いずれ本当のラインアレイにするためにツイーターを買う計画は立てております。
同じユニットを大量に買うため、選定は慎重に行かなければいけません。複数使いした時の鳴り方はわかりませんし、失敗しても売り捌くのに苦労します。そして何故かパーツエクスプレスのツイーターの在庫がやたら少ない。

Reference1が若干ホーンの放射位置から邪魔になっていたのでスタンドも5cmほど低くしました。ウェルフロートボードのように中でワイヤーに吊るされてる方式にしたかったのですが前回サブウーファーの台を作るときそれをやってかなり面倒だったので、細めのネジで吊り下げ、ゴムやスポンジでネジを振動からアイソレーションする感じにしました。↓こんな感じです。
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ホーン+ダブル15インチのf特がこれです。
2_20210312-2.png

やっぱりホーンは管楽器との相性がいいですね。ジャズはReference1を余裕で超える気持ちよさになりました。

プロフィール

あべ

Author:あべ
DDC:MUTEC MC3+USB
AMP:hypex FA253(x2)+hypex FA502(x2)
SP:RAAL 70-10DAM+VOLT VM527+VOLT BM165.1(x2) / Fostex T90A+Fostex H325+JBL LE85+JBL 2231A+JBL 2231H / Dayton audio ND16FA-6(x8)+Wavecor FR055WA02(x9)/
SW:Dayton Audio LS12-44(2ch)+morel UW1058(x2,mono)
CDP:TEAC PD-H600
HPA:nuforce iconHDP
HP:AKG K601
POWER:KOJO TECHNOLOGYAray MKII

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