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クロスオーブァー

意外と他の人のスピーカーを見るとクロスオーバー周波数とか気になるもんだな、と最近気づき、私もちょっと自己紹介的にスピーカーのクロスオーバーを書いとこうかなと思いました。DSPのセッティングも。

HPF→ハイパスフィルター
LPF→ローパスフィルター


システム1

スーパーツイーター
■RAAL 70-10D
→HPF:29kHz(-6dB/oct)

3wayブックシェルフ
■KEF Reference1
→クロスオーバー周波数350Hz, 2.8kHz(スロープ不明)

サブウーファー
■Dayton Audio LS12-44
→画像参照(1)

サブサブウーファー(モノラル)
■morel UW1058(2発)
→画像参照(1)

(1)
sys1.jpg
黒=サブサブ 水色=サブ


システム2

ホーンツイーター
■FOSTEX T90A
→HPF:10kHz(-12dB/oct)

ホーンミッドレンジ
■Fostex H400+JBL LE85
→LPF:なし、HPF:850Hz(-12dB/oct)

15インチミッドバス
■JBL 2231A
→画像参照(2)

15インチウーファー
■JBL 2231H
→LPF:135Hz(-6dB/oct)

サブウーファー(モノラル)
■morel UW1058(2発)
→画像参照(2)


(2)
sys2.jpg
黒=サブサブ 水色=ミッドバス


システム3

アンビエンス・ツイーター
■Fountek NeoX 3.0
→HPF:16.5khz(-6dB/oct)

2wayブックシェルフ
■YAMAHA NS-1 classics
→クロスオーバー周波数2.5kHz(-12dB/oct)

エクスディメンショナル・ラインアレイ(ハイパーテクニカル造語)
■Wavecor FR055WA02(9発)
→フィルター無し・NS-1と並列接続

サブウーファー
■Dayton Audio LS12-44
→画像参照(3)

サブサブウーファー(モノラル)
■morel UW1058(2発)
→画像参照(3)

(3)
sys3.jpg
黒=サブサブ 水色=サブ
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ホーンシステム完成

っぽいです。
結構、いろんな事をためして、色々遊べました。
特に新しいことはやってないので箇条書きで。

・バスレフポート増設
→やっぱり15インチダブルを88リットルに入れるのが反則なのか、7.2cmの穴を増やしてもあんまり変化がなかった。

・吸音材入れすぎたのを減らした。
→ずっと密閉を作ってたのでつい入れすぎました。腕も入らない穴からトングでちまちまと吸音材を抜く。150Hz付近にあったディップが浅くなったので、因果関係はわからんけどまあよし。

・ホーンを真空管からHegel H190に変えてみた
→ウーハーをどちらもhypexにつなぎ、ホーンをH190に。綺麗に鳴りすぎて面白くない。

・ミッドバスを外側でなくリスポジに近い内側にした
→キレなどはほとんど変わらなかったので、やっぱりステレオ感の強い外側をミッドバスに戻しました。

・ネットワークやDSPでクロスオーバーを試行錯誤
→内側のウーハーをH190(パッシブネットワーク)、外をhypex(DSP)で、同じ程度の音圧で鳴らすのがベストでした。調整が簡単なDSPでメイン、片方を補助という感じの不均衡な音圧にすると、圧を感じなくて、音も若干ボワボワします。

・ネットワークを箱に入れた。
→ついでにホーンに使っていた可変アッテネーターを良いやつに変えたらだいぶ良くなった。固定に換えたいところだがまだ調整中なのでこのままに。

・ツィーターの位置を変えた。
→位相を合わせる方法がいまいち上手くいってるのか分からないのでダイアフラムの位置を合わせたらいい感じに。後退させて音圧が下がっただけかも?

・狭い部屋でも15インチダブルを鳴らせるのはひとえにDSPのおかげで、暴れやすい低域だけでもDSPを通すと、全体の質は比較的維持したままだいぶまとまった音になる。そして、かなり簡単に調節できるので、大胆にいろんなことができて、通常のパッシブネットワークではあきらめてしまう領域のさらに先の調整ができる。

20210416_2.png

f特はこんな感じです。(赤は10回平均、青は最後の)
結構波があるんですけど、細かくDSPで修正しすぎるとやはりなんとなく反則してる感じが強くなるので、ほどほどにやってますw

38cmを買いに行った

青森県の三八上北(さんぱちかみきた)地方は昔からスピーカードライバーの生産が盛んで、中でも38cmウーハーの評判が良く、世界中から買いに来る客がいたそうです。それを指して住民は口々に「また誰か38cmウーハーを買いに来たよ」と漏らし、「38cm買いに来た」→「38かいきた」→「三八上北」と転訛し、地名にまでなったのです。すごいですね。

※嘘ですけど、エイプリルフールの1週間以上あとに嘘をつくことで、エイプリルフールの空洞化を狙い、社会的混乱を分散する政治的な意図があるので我慢してください。

先週、岩手のオーディオショップ、ステックスに行き、ちゃんとしたホーンシステムを聴き、うちのホーン+ダブルウーハーも改良を決意しました。
ネックだったのは激安38cmのGRS 15PF-8。なかなか雰囲気のある鳴り方で、嫌いではないのですが、やはりキレがないです。重量が3.42kgで、最新のFOSTEXの16cm、FE168SS-HPなどは5.3kgもあり、径が倍以上あるのに2kgくらい軽いです。この激安38cmをミッドウーハーにして、JBL 2234Hをその下に入れているのですが、これでは2234Hが宝の持ち腐れ状態です。

当初はDayton audioあたりの現行の38cmサブウーハーユニットをparts expressで買おうとしてましたが円安で断念。大径ユニットは送料も高いので、自分の足で探しに行くことにしました。

38cmの生産が盛んな(嘘)青森と見せかけて、山形の鶴岡のハードオフでJBL 2231Hを買いました。
酒田のハードオフに136Aというアルニコのドライバがあって、これは私が使ってるホーンドライバのLE85と組み合わせてJBL L300という民生用スピーカーに搭載されているもので、相性の面で136Aの方が良かったのですが、ちょっと予算オーバーなので保留し、鶴岡まで行ったところで件の2231Hを発見しました。
2231Hをスマホで調べているときに気が付いたのですが、今まで2234Hだと公表していた私が使っているドライバは、実は2231Aであることがわかりました。実はJBLの43ホニャホニャとか44ホニャホニャとかあの辺のマニアックな乱数(型番)を私は熟知してなくて、Aがアルニコ、Hが8Ω、Jが16Ωとか全然知りませんでした。(うちのがアルニコであることは覚えてた)
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同じ2231なら、LE85と136Aほどじゃないけど多少は相性はいいだろうし、金銭的に背に腹は変えられないので2231Hで妥協した形です。

以上が先日のお話で、今日頑張って装備してみました。
うちのダブルウーハーを入れる箱は、以前20cmフルレンジを石田式BHBSで自作したものの流用品で(20cmユニットが好みでなくて引退した)、容量的には88リットルしかありません。なので超低域は例によってサブウーファーに担当してもらいます。制御しやすいし。
無理に20cm超のバスレフポートを嵌めてみましたが、なんか低音がぼんやりします。控えめに12cmにしてみたら、バシバシキレのいい低音になりました。穴の直径は7.2cmで、38cm2発にしては小さすぎるのですが、箱のサイズ的にはこんなモンじゃないかな〜?と(適当)。もう一個開けるか迷ってます。
今のところ、サブウーファーは30Hz辺りで12dB/octくらい、2231Hは135Hzを6dB/octでハイカット、2231Aが100Hz(12dB/oct)〜850Hz(48dB/oct)な感じで運用してます。まあ、お店のホーンシステムには遠く及んでませんが、なかなかいい感じに聴けてます。
来月、ある方がうちに来られるのでそれまでにもっと調整したいところです。

盛岡のオーディオ店

自転車をやっていた頃の名残りか、晴れている日に家でヒマにしてると、外に出なきゃ、という強迫観念が若干でます。
コロナが山形や宮城でやばいみたいなので、岩手か青森だろう、とちょっと検索し、何軒かあるオーディオショップをかるーく目的地に設定し、岩手へ行きました。

盛岡の手前の滝沢市にあるオーディオベースマンはコロナで完全予約制になっており、盛岡市内のステックスさんへ。
1時間ほど滞在したのですが、なかなかの収穫でした。
本格的なホーンの音を聴けて、先月ラインアレイを分離したウチのホーンの問題点がだいぶわかりました。
まず安物(8000円)のGRSの38cmをちゃんとしたものに換えるのが当面の目標になりそうです。GRSのはマグネットが弱すぎるせいかキレが全然出ません。
ウチはダブルウーファーに見せかけてミッドウーファー+(サブ)ウーファーで帯域を分けてますので、同じユニットが4つ必要って感じではなく、2234Hをミッドに持ってきて、現代の性能の38cmユニットを2つ買おうかと思っているのですが、ヴィンテージ価格でなくてもやはりデカイのは高いですね。今は円安もあるので、伝家の宝刀パーツエクスプレスも使えません。(送料もあるし)
ハードオフを回ろうかな?
あとは箱のサイズを増やしたいと言うのもあります。ステックスで鳴っていたダブルウーファーのフロントバスレフからの音の感じと衝撃波は、ウチの狭い環境では再現できなそうですが、真似したいところです。
店長さんが若い方で、フレンドリーに色々話して貰い、良いお店でした。
ウチから近ければなぁ…

オーディオはプライベートな空間で楽しむものだから、自分一人で全部できる趣味だって思われがちですが、やはり仲間やお店のシステムを聴いて見識を深めないと趣味として続かないと思いますね。

なんてしみじみ思ってたら盛岡市でコロナ患者25人!
盛岡ではオーディオ店とインターチェンジ手前のコンビニしか入ってませんが、やばいのか?……

プロフィール

あべ

Author:あべ
DDC:MUTEC MC3+USB
AMP:hypex FA253(x2)+hypex FA502(x2)
SP:RAAL 70-10DAM+VOLT VM527+VOLT BM165.1(x2) / Fostex T90A+Fostex H325+JBL LE85+JBL 2231A+JBL 2231H / Dayton audio ND16FA-6(x8)+Wavecor FR055WA02(x9)/
SW:Dayton Audio LS12-44(2ch)+morel UW1058(x2,mono)
CDP:TEAC PD-H600
HPA:nuforce iconHDP
HP:AKG K601
POWER:KOJO TECHNOLOGYAray MKII

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