fc2ブログ

オーディオ映えする曲

7月に姉家族が日本に来そうな感じです。
この散らかり放題の家にも何泊かするので、ぼちぼち掃除計画が進行中です。二人の甥はコロナ禍もあり、まともな日本滞在はほぼ初めてな感じなので日本へのイメージを良いものにするためにも、まずこの家を綺麗にしなければいけませんw
そうこう考えているうち、甥たちがこの部屋のオーディオシステムで音楽を聴いたとき、どう言う反応になるのかな、と言うことに想像が及びました。そして、その反応を良いものにするためには、どういう楽曲が良いのか、と。

オーディオをやっておられる方ならば、おそらく初めてオーディオの凄さを体験した時のことは心に残っておられるかと思います。
私が体験したのは20代半ばの頃、友人たちと秋葉原のダイナミックオーディオ5555に行ったときでした。目当ては一階のヘッドホンだったのですが、冷やかしで上の方の階に足を踏み入れたのです。何階かは覚えておりませんが、大型のシステムで、ウッドホーンと大径ダブルウーハーの、ウエストレイクかGTサウンドかJBL辺りのスピーカーでした。そこで爆音でジャズのドンパチ系の曲を聴いて、変な体勢で聴いていることに気づかず、終わった後に立ち上がれなくなるくらいの衝撃を覚えた思い出があります。

甥はまだ8歳と5歳で、上の子は時計が大好きで、柱時計とかに興味を持つ渋い感性の持ち主ですが、オーディオ機器でちょいと心を揺さぶったところで、オーディオええなあ、なんて感想を持つにはまだ早い年頃かと思います。せめて音楽の素晴らしさをより身近に感じ、家で聴くことに親しみを持ってほしいな、と言った感じで、私の思い出と同じように爆音で魂を吹き飛ばすようなことはできませんw
小さい子供にとって何が面白いかと言うと、やっぱりウ◯コやチ◯チンと言った概念で、これらはフロイトが肛門期やら男根期なんてタームを用いて解説しておりますが、私は大人と同じように文脈の逸脱から生じるものであると考えます。大人でも時と場合によってはウン◯やチンチ◯で噴き出すのに精神の構造的変化とか関係なくね?と言うのはフロイトが持て囃されていた時期でも思ってる人はいたでしょう。結局のところ、子供は知識や経験の幅が狭いために世界を認識する文脈が単純かつ単一的で、逸脱が端的な概念によって簡単に引き起こされてしまうのだと思います。
これが何を意味するかというと、子供はオーディオ機器で音を聞いても、音響機器だとかルームアコースティックだのと言った文脈は全然知りませんので、生の音や生演奏、映画館の大音量などと同じまな板の上で判断してしまうと言うことです。
では、その中でどのようにすれば子供たちに良い印象を与えられるのか。

以前、試聴会の合間の自由時間で、ちょっと頑迷そうなおじさまが、試聴盤を持って待っている人が何人もいるのにもかかわらず、特定のピアニストによる フランツ・リストなどのピアノソロ曲を通しで何曲も聴いてる様を見て、試聴に向いてる曲と試聴"会"に向いてる曲は違うな、と思ったことがあります。つまり、お店に一人で訪ねて、買う気があってチェックする時の音源と、周りが大勢いる中で機材の特性をみたい時の音源は、別で考えた方が良いのではないかと。やはり大勢いるのなら周りの人たちにも配慮した音源が好ましいでしょう。まあ、本気で買う気になっていて、この試聴会でしか聴くチャンスがないと言う場合はしょうがないと思いますが、割と試聴会後も使った機材は置いていたりするのでその時にチェックするか、試聴会の一番最後に回って聴くかでも良いでしょう。そのおじさまは結局4曲ほど通しで聴いて(ゆうに30分は超えておりました)、店員さんに止められたら憮然とした態度でスタスタと帰っていきました。ちなみに試聴会のメインの機材はその後、常設されてました。
どの機材がお目当てで、その後買ったかどうかも知りませんが、まあ、ちょっと恥ずかしい方だなぁと思い、そのときから試聴会に持っていく音源には少し気をつけようと心がけました。

それで試聴“会”向けの音源は何かと考えたら、まずは『みんなが知ってる音源』が良さそうですね。例えばアート・ペッパー・ミーツ・ザ・リズム・セクションとかカンターテ・ドミノとか ホテルカリフォルニアとか、この辺ですと逆に試聴会の本編でかける曲と得られる情報が大して変わらない感じになっちゃいそうですのでもう一捻りあった方が良さそうですが、アルバム冒頭の曲でなく自分の好きなトラックとか、同時期の似た感じの曲とか良さそうです。上記はオーディオマニア向けのラインナップですが、テイクファイブや新世界よりや、カーペンターズと言った『音源自体はよく知らなくても、楽曲は知っていてメロディが追える音源』系も良さそうです。そもそも同じ音源でもリマスタリングとかしてると雰囲気が変わっちゃったりしてるので却って参考にならない場合もあり、ならばいっそ別の音源でみんなも入り込みやすいナンバーにして、分析しやすいようにしようと言う感じです。
『あんまり知られてないけど一発で良さが分かる曲』、これは試聴会でプレゼンターの方が選んでくる音源とコンセプトは一緒になるかと思います。クラシックなんかで難解な曲は何度も聴かないと良さはわからないので、いきなり聴かされても退屈になってしまいます。それに合わせて『編成が多彩で音色の多い音源』が良いですね。一発で良さがわかっても一本調子な曲はオーディオ的に参考になりません。
『長すぎない』。これは割と重要です。長いと自分でもけっこう困ったりします。横で他の人が聴いてたりしたら途中で切るのは悪いなあ、とか思ってしまいます。合わせて『序盤に聴かせどころがある』。これも重要になってきます。
まあそもそもみなさん、他人の試聴用の曲なんぞに興味ない、と言う方も多いかと思います。私なんかはけっこう何でも聴いてみる派なので気になってしまいます。他の人が聴いてる間、何もしないのも時間が勿体無いですし。
音楽の聴き方もありますね。これはホント人それぞれですので考え方にも差が生じてきます。上で書いたおじさまは、おそらく完全に音楽に入り込んで聴くタイプでしょう。わりと音にフォーカスしてないと雑音や生活音に聞こえると言う人は多い感じがします。私は全然集中しないタイプで、音楽自体には入り込まない方がオーディオの特性はわかりやすい気がしますが、その辺は脳の構造で分かれてくるのでしょう。

話を戻しますが、この話は子供にオーディオを聴かせる上でも応用できると思います。特性がわかりやすい曲というのは、やはりオーディオの良さが発揮できる曲という事ですから、ただ音楽を聴かせるだけではない、オーディオにしかできない音をこの部屋の中で体験してもらうことの大きな要素となります。
しかし、前述したよう生演奏や映画館の音と張り合うことになりますので、レンジの広さや大音量という面で、仮にうちの機器のレベルが相対的に高いのだとしても、超えることはなかなか難しいでしょう。では、何で戦うか。
生演奏や映画館と対峙した時のオーディオ機器の強みを挙げてみましょう。
1、スタジオ録音のライブとは違った音の正確さ精密さ
2、位相を利用した音響表現
3、録音ならではのノイズの味わい
4、機器のカッコ良さ
生演奏や映画館の欠点を考えると、会場の騒音や過剰な残響、セリフ、サウンドエフェクトなどに被さって音の解像度が低くなっているということがあります。クラシックで良い席で聴くとそれも解消してますが、甥たちはクラシックのコンサートは未体験のようです。1は効果的でしょう。
2も狙い目かもしれませんが、ホームシアター向けに編集された映像作品などで逆相を利用することもあるみたいなので、よくNetflixなんかで映画を観てる子供たちにはあんまり珍しいものではないかもしれません。それに逆相を利用した録音とかあまり多くないですし。
3、4は子供は興味ないですね。
あと、ライブ盤は1の条件をスポイルしてしまいますので却下。映画のような劇仕立ての曲も映画館のイメージに近づいてしまうので却下です。映画のサントラ曲なんかはその映画作品を映画館で見たことがなければ大丈夫なのかもしれませんが、子供の想像力みたいなのを考えると、音質が良くなってもあんまり衝撃はないのかも?
上で「端的な概念で簡単に引き起こされる」と書きましたが、これを音楽で考えると、音色によって興味を引き出せるのではないかと考えてます。つまり珍しい音色、例えばパイプオルガン、チェンバロ、ボーイソプラノのコーラス、リュート、バグパイプ、笙、ヴィブラフォン、ローズピアノなど、特有の雰囲気を持つ音が有効となるのではないでしょうか。

これらを踏まえ、試聴会向け音源の条件とも重ねて考えると、徐々に固まって来ます。複数の曲を聴かせると、子供は飽きるか逆に興味が高まりすぎて自分から聴きたい曲を言い出し、さらに相手に聴かせたい曲を言い出し、いつのまにか立場を逆転させてくる可能性があるので、1曲2曲に絞る必要があるかと思います。
まだ数ヶ月ありますのでじっくり考えようと思います。このブログは姉も見ている可能性があるので、対策?を施されないよう秘密裏に選定せねばなりません……

それよりも、もしかすると部屋にあるスピーカーをどう守るかの方が重要なのかもしれませんね。特にメインのミッドドームなんて、子供からするとシューティングゲームのパワーアップカプセルかボーナスポイントがもらえる敵にしか見えないでしょう。部屋に鍵を取り付けるのは必須で、サランネットも作らないといけないかもしれません。

IMG_0741.jpeg
スポンサーサイト



サブウーファーの自作

三島の巨匠kenbe氏がサブウーファーは初心者にはハードルが高いと述べられてます。
これに関しては、私は数個作ってみて意外と簡単だなと感じていて、むしろ普段から全く自作をしないと言う人も、サブウーファーだけは自作をして、省スペースで高品質かつ経済的なシステムを構築できるのではないかと思っているくらいでして、その理由を少し書いてみたいと思います。

まず一般的なサブウーファーの欠点、およびサブウーファー自作のハードルをリストアップしてみたいと思います。


●サブウーファーの欠点

1、調整が難しい
→聴感に頼るとやはり失敗しがちで、よく言われる「ほとんど聴こえないレベル」を意識するとあまり効果がなく必然性を感じられなくなる。

2、高価である
→ピュア向けにまともな製品をステレオで揃えると50万は軽く超える。安価なものはアンプでホワイトノイズが入ったり、エンクロージャーの板厚が薄かったり、ドライバーの質が怪しげだったりで信頼できない。高価なものにしても1の問題を経て、無い方がピュアであると言う認識になり、手放してしまう。

3、定在波の問題
→低域は波長が長いので定在波が起こりやすく、部屋の形を変えるでもしない限り解決しないことがある。

4、群遅延の発生
→これが根本的な問題として横たわっている。群遅延とは、簡単に言うと低域にクロスオーバーを持っていくと、低ければ低いほど遅延が倍々ゲームで増えてしまうと言う現象で、低音は増えてもスピード感が失われてしまうと言うサブウーファー特有の問題。


●サブウーファー自作の難点

1、ドライバー(ユニット)が売っていない
→売っていてもカーオーディオ向けばかりでピュア用途で使うのは気が引ける。

2、厚い板が売っていない
→近所のホームセンターに売ってる板では制振に必要な板厚を得られない。

3、クロスオーバーが作れない
→チャンネルデバイダーは高価だし安価なものはプロ用で、ピュア向けでは無い。ラインレベルではなくアンプの後段に入れると大掛かりで高価になる。エンクロージャー構造によるアナログ式カットオフは細かい調整に制限があり、出たとこ勝負になる。

4、エンクロージャーの制作が難しい
→バスレフ方式はポートの計算が必須であり、下手に作ると暴れたり上手く出なかったりする可能性がある。密閉にするにしても正確に板を切り出し、完全に隙間を無く作るのは難しい。

ではこれらを一つ一つ検証したいと思います。


●サブウーファーの欠点【解決編】

1、調整が難しい
→計測マイクを買いましょう。低域は好みが入るので感覚ではやはり限界があります。計測して正確に把握して調整すれば楽勝です。よく言われる「ほとんど聞こえないレベル」にするのは完全に妥協策であり、ピークやディップを生まないためのかなり消極的なやり方でしかなく、計測をすれば積極的に上手に効果のある鳴らし方ができます。

2、高価である
→自作をすれば安いです。DSP付きのサブウーファーは既製品では50万超えも珍しくありませんが、自作なら最高級品と同じパーツを使っても20万もしません。

3、定在波の問題
→これはサブウーファーでなくても低音が出れば問題になることで、却ってサブウーファーであれば単体で対処できますので、制御しやすくなります。DSPでピークは凹ませ、ディップは埋めます。それでもダメな場合も、置き場所を変えれば解決することが多いです。自作なら形も自由自在なので置き場所の選択肢も広がります。

4、群遅延の発生
→これは難しい問題ですが、自作でコンパクトなサイズにして、リスニングポジションから近い位置に置くなど、やり方は色々あります。後述します。


●サブウーファー自作の難点【解決編】

1、ドライバー(ユニット)が売っていない
→クレジットカードをお持ちなら海外のサイトで買う事です。パーツエクスプレスがおすすめです。高級品をお求めならsolenMadisoundなどがあります。カーオーディオ用では無いピュア専用と言うのは元々サブウーファードライバーではほとんどありませんので気にしなくて良いかと思います。「見た目がカー向け」と言った物は多いのでそれを選ばなければ問題ないでしょう。クレジットカードがない場合はカーオーディオのお店で見た目が地味なドライバーを探すしかないかも…
ドライバーの選び方については、細かくパラメータを精査する必要はなく、密閉向きかバスレフ向きかが分かれば、あとはサイズと耐圧、予算だけ自分の環境に合わせればほぼ問題ないです。こちらでドライバーの密閉/バスレフ判別計算ができます。

2、厚い板が売ってない
→板を二重三重で貼り合わせれば問題ないです。個人的な意見ですけど中にボンドの層が出来るため却って制振には有利になっている感じがします。

3、クロスオーバーが作れない
→ここが自作サブウーファーのキモになりますが、DSP付きプレートアンプを使いましょう。オススメはB&WやMAGICOでも採用されているhypexの物。hypexの直販サイトで購入できます。上記したパーツエクスプレスではDayton audioの求めやすい価格の物があったり、miniDSP社のアイスパワー搭載品などもあります。こちらも直販サイトがあります。

4、エンクロージャーの制作が難しい
→バスレフは、自作サブウーファーが盛んなアメリカの計算サイトもあったりしますが、やはり遅延なども発生するのでこだわりがなければ密閉で作るのが良いでしょう。板の正確な切り出しはパネルソーのあるホームセンターにやってもらえば完全解決です。うちの近くのホムセンのように、めんどくさい客が増えないために数センチズラしてカットするお店でも、箱の作り方とカットしてもらう手順を工夫すれば数センチの誤差があっても隙間なく組めます。パネルソーの台に木粉が積もっていて板が垂直にセットされてないパターンだけには気をつけましょう。


大事な点は3つです。
★DSP付きプレートアンプ
★海外通販
★計測

遅延の問題はかなり難しく、これは人間の耳は低域の遅れを知覚しにくいと言う点を好意的に受け止め、気にしないと言うのが、消極的ながら手近なやり方です。私はサブウーファー以外も全段DSPでタイムアライメントを制御して解決しておりますが、ピュアオーディオ的かと訊かれると「そうでないと考える人は多い」と言う答えになってしまいます。ただしアキュフェーズの高級チャンデバでも方法は同じなので、その考えも根拠は不明と言えます。
群遅延はクロスオーバーのカットオフを急峻にするほど激しく発生するので、サブウーファードライバーから鳴る成分を薄くしたいがためにバッサリと切ると、遅れにより音がぼやけるばかりか位相も合わなくなりピークやディップになったりします。この辺りは調整もかなりシビアになるので、聴感だけでは全く感覚が掴めなく、暗中模索することになります。計測マイクがあっても最初は難しいでしょう。
あとは上記しましたリスポジ近くにサブウーファーを置くと言うやり方。よくホームシアターのセッティングではサブウーファーをスピーカーの外側に置いておりますが、これは単純に見た目の収まりの良さが優先されているので、ホームシアターのように重低音の重さが求められていない音楽での使用では、リスポジから近い方が好ましい結果が出ます。ただ、群遅延による遅延の大きさは、置き場所を1m、2m変えたくらいでは五十歩百歩なレベルになっている場合がままあるので、聴感で変化はあまり感じられないかもしれません。近くに置く事で定在波が発生する場合には遠くに置いた方がマシです。

以上が、サブウーファーの自作に関して、ハードルは高くないとする根拠になりますが、そもそも計測マイクがハードル高いわ、とか言われるともう返す言葉もございませんw まあでも、DaytonのOMNIMICとかUSBでパソコンに繋ぐだけなのでかなり簡単かと思います。
不明な点、異論等ありましたらコメントお願いします。



インターフェースをもうちょい改造。
タイトルなし

置き時計を寝る部屋に持って行ったので、オーディオ部屋に時計がなく、PC上に大きく時計を表示してますが、前のフリーソフトのアナログ風時計はなんか異物感があったのでfoobarアプリ内に時計を収めました。

PC決着

前回の投稿で「室温15℃で2時間ほど聴いて37℃くらいでした。なかなかいい感じかと思います」なんて書きましたが、前のPCの温度を調べたら室温15℃だと23℃まで冷えっ冷えで、なかなかどころか全然ダメな温度でした。よくよく考えてみたら室温より+22℃も高く、夏場この部屋は余裕で38℃とか行くのでこのまま行くとCPU温度は60℃超えし、ファンは2000rpm以上でゴーゴー鳴りますね。なんか感覚がズレておりました。前回PCを組んだときは夏場で、そのときの感覚で考えていたようです。注文メールを掘り起こしたら7月でした。

話それますが、今回のCPU、i3-13100Tは前回のPCのi3-10300Tとクラスは全く同じで第10世代が13世代になっただけなのですが、価格の変化は10パーセントほど高くなった感じでした。半導体不足と言われておりますが、そこまで酷く値上がりしたわけではないな、と思います。他のパーツもスペックの割にはむしろ安い感じです。一時期バカみたいに高くて驚いた記憶がありますので今回はタイミングが良かった感じでしょうか?

話を戻して、秋田もまだまだ寒いですが重いアプリを立ち上げた直後には聞こえる音でファンが回転し出したので、こりゃいかんと改造を余儀なくされました。
高級CPUクーラーはヤフオクで売るしかありません。
前のPCのCPUクーラーはサイズの「峰2」と言う大型クーラーです。

IMG_0732.jpeg

やはり大きさがものを言います。ここまで温度差をつけられると、もういくら評判が良い高級品と言えど全く太刀打ちができないと言う事を思い知らされました。なので前のPCでケースの天板を外して使っていたように、今回もケースの大きさを無視して大型を入れます。
その前もサイズの「忍者2」と言う大型クーラーを使っていて、いずれも当時最強クラスの空冷CPUクーラーでしたので、今回もサイズに行こうかと思いましたが、どうやら今のサイズは大型空冷クーラーには力を入れてない模様。
今の空冷最強クラスを調べると、この辺り。

IMG_0730.jpeg
DeepCool Assassin III

IMG_0736.jpeg
DeepCool AK620

IMG_0731.jpeg
Noctua NH-D15

高級メーカーのNoctuaはファンレスを想定した超大型の物も作ってますが、正直、ファンは低速回転ですと耳を3cmくらいまで近づけても全く音が聞こえなかったりするので、敢えてファンを入れない意味は無いと思ってます。ただ、ファンの品質が低いと低速回転でも軸の摩擦音を出すパターンがあるので、ある程度いいファンを選ぶ必要があります。
となると、ゲーマー向けメーカーの他2製品ではなくやはり品質が売りのNoctuaになってきます。
ヤフオクを見るとちょうど出品がありました。と言うかCPUクーラーはヤフオクで買う方が良さそうですね。壊れるような部品ではないですが割と安く買えます。ファンの使用状況には若干、気をつける必要がありますが。
このようになりました。

IMG_0733.jpeg

幅が2倍以上になり本体よりCPUクーラーの方がデカいくらいです。気になる温度は、室温15℃で23℃! 前のPCと同じレベルですね。これで夏も完璧です。

PCはOSもインストールし直してます。最近のWindowsはハードウェアが入れ替わってもかなり普通に動くんですが、念のため入れ直します。こう言うときのためにセッティングはシンプルにしてます。
ついでにfoobar2000のインターフェースを少し改良しました。
今まではスピーカー側の画面に全てを集約しておりましたが、画面が大きくなりましたので、ウィンドウを画面からはみ出す大きさにして、↓このように

タイトルなし

イトルなし

2画面の手前の画面でファイルを選択したり、再生・一時停止などの操作も行えるようにしました。まあファイルの選択はiPadで行ってるのであんまり使わない感じではありますが。
ちなみに右下はhypexのアンプのコンソールです。ウィンドウの位置は「ウィンドウ位置記憶プログラム」と言うフリーソフトで固定してます。

実際の様子

IMG_0734.jpeg


部屋も専用部屋になりPC周りもコンパクトになってだいぶ快適になりました。

PC分割

今まで、夜寝る際はリクライニングチェアをズズズッと引き摺って退かし、布団を敷いて寝ておりましたが、石灰沈着性腱板炎と言う肩の病気がちょいちょい出るようになってから、寝具が問題である気がして、やはり板敷きに布団は厳しいのかもしれないと思い始め、ついにベッドを再開することと相成りました。自室の隣には母の物置き兼、作業部屋があり、そこの場所を借りて寝る形です。
寝る際には、(ぜんぜんシャレオツを気取ってるとか言う感じではないのですが)騒音対策でrainymood.comと言うサイトの雨の音をAVアンプで再生して寝ていて、これは低い音・高い音さまざまな騒音をかき消してくれるかなりオススメの方法なのですが、その話は置いといて、AVアンプを寝る部屋に移動するついでに、PC周辺機器を置く棚を整理する決心に至りました。

IMG_2102.jpeg

これが以前のPC周辺です。(直前ではなく2年ほど前) AVアンプは上段右。
下段のシルバーのでかい筐体はPCなのですが、これが横45cmで縦も45cm弱と、むちゃくちゃデカくて場所をとっておりました。そのくせ筐体の中はかなり隙間があってずっと替えたくてしょうがなく、壊れるようなモノでもないので困っておりました。
さる3月、三島の師匠kenbe氏がPCを物故割してしまい、以前kenbeさんが夏場にPCが唸って困ると言う投稿をした際に「次PC買う時は静音PC教えますよ」と願い出ていたので、ここは出番かな、と少し最近の製品を下調べし良さげなものをチェックしてました。あいにくkenbeさんはお目当てのPCがあり、お教えする機会は流れてしまったのですが、この下調べの知識を無駄にすまいとPC買い替えを決意。(元々1つのPC内に2システムあったので買い替えというか分離というのが正確ですが)

今回購入したパーツ
CPU→Intel core i3 13100T
メモリー→crucialの8GBx2
筐体(ベアボーン)→ASRock DESK MINI B660
CPUクーラー→Noctua NH-L9i-17xx
でおよそ6万円。ストレージは以前のを使い回します。
CPUクーラーが静音PCの中核とも言うべきパーツで、8000円の高級品にしました。前のPCでは大きさがかなりあるCPUクーラーを使っていて、PCの天板を外して取り付けておりました。Noctuaは最近流行ってる評判の良いメーカーですのでとりあえず天板は外さないで運用しますw
CPUはIntelの「T」付きです。T付きは低TDP(熱設計電力)版のことで、電圧が低いので発熱も低く静音PC向けのCPUです。これは一説には無印版をクロックダウンしただけの製品と言う話もありますが、ベンチマーク/TDP比を計測するサイトではT付きは無印と比べると良好な数値になってるし、値段もそれほど変わらないので私はいつもT付きを選んでます。

IMG_0721.jpeg

このように収まりました。
PCは床に直置きでその横は音楽ファイルの入ったHDD。上にCDプレイヤーとDDCを置いてます。
ストレージは未だにNAS未導入で、静音処理を施した外付けHDDです。うちは電気のアンペア数の契約が低いのでしょっちゅうブレーカーが落ちていてwネットワークで管理するのはその都度、設定を難儀しそうでNAS導入に踏み切れません。
ディスクドライブがなくリッピングは寝る部屋に置いたPCでやります。そもそも最近リッピングする頻度がかなり減ってますのでもう良いかなと。
棚板は、真空管アンプのラックにも使った35cm×35cmの板です。
小さくなったおかげでリクライニングチェアの右のサイドテーブルとPCの間を通行できるようになりましたw 以前は左から後ろを回って部屋のドアへと行ってましたw

CPUの温度は室温15℃で2時間ほど聴いて37℃くらいでした。なかなかいい感じかと思いますが、一度設定やらバックアップやらしている時に、聞こえる速さでファンが回っていたので夏場での不安があります。
音質は変わりませんね。そんな変わってたらPCによるギガビットの通信とかできませんし医療とか金融機関なんかも大変で社会が混乱しますw アナログ段で変わるのはわかりますが。
布団を敷かないことでホコリによる被害も減るのは素晴らしいです。

プロフィール

あべ

Author:あべ
DDC:MUTEC MC3+USB
AMP:hypex FA253(x2)+hypex FA502(x2)
SP:RAAL 70-10DAM+VOLT VM527+VOLT BM165.1(x2) / Fostex T90A+Fostex H325+JBL LE85+JBL 2231A+JBL 2231H / Dayton audio ND16FA-6(x8)+Wavecor FR055WA02(x9)/
SW:Dayton Audio LS12-44(2ch)+morel UW1058(x2,mono)
CDP:TEAC PD-H600
HPA:nuforce iconHDP
HP:AKG K601
POWER:KOJO TECHNOLOGYAray MKII

にほんブログ村

オーディオ ブログランキングへ

検索フォーム

ブロとも申請フォーム