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ホーンもまた調整

ダシーラ(Dipole Short Horn Line Arrey)の後ろに置いた板は大成功でした。
もうちょっと奥行きが出せそうなんて書きましたが、その時は何度も調整して耳が慣れてしまっていただけで、他のシステムから切り替えると大きく音場が広がるのがわかります。フルレンジ1発のような音源にある空気感をそのままに出すと言う音場の在り方とは真逆であるため、音源によっては「ただ定位がぼやけてるだけ」と言う感じになったりしますが、逆に音源によってはホーン+38cmを超えるリアリティ、ライブ感を出すと言うパターンが出てます。さらにはしっとりとした曲ではかなり繊細な表現もできてたりもします。径の大きさにしては少し良いという程度の値段のユニットですが、そこまで高級ではないですし、ツイーターは至ってはかなりの廉価品です。それでここまでの音になるのは、ちょっとDSPの凄さを再確認させられた形です。
尤も、ホーン+38cmは、ホーンらしさが出るように少し不自然に強調して調整してますので、もともとジャズとポップス以外はからっきしで、ときどき他のシステムに劣った面が出てくるのはしょうがない感じです。
しかし、せっかく苦労して作った新作が、元からあった若干キワモノっぽいプロトタイプのスピーカーに、部分的とはいえ負けるのは悲しい。
なのでホーンをもう少し調整しました。

一番改善の余地がありそうなのが、38cm 2発の繋がりで、これは以前の90リットル箱の時代から悩んでいた部分です。本来ならば2発ともウッドホーンと繋がる位置で切りたいところではありますが、ユニットが2231Aと2231Hで異なる上、230リットルでは2発鳴らすのにまだまだ容量が足りません。そこでHはウーハー、Aはミッドバスと言う動作にしているのですが、最初48dB/oct同士で100Hz付近で合わせていたものの、38cmのミッドバスに16cmでも鳴らせるような帯域(100Hz〜500Hz)を任せるのはもったいないなーと、ミッドバス側を12dB/octでハイパスするようにして低いところも多少鳴らすようにしてました。
この忖度がなんかあんまよくない気がしてました。
なので、忖度なしの調整を決行しました。
IMG_1331.jpeg


ダメだった順に並べると…

IMG_1332.jpeg


と言う感じで、結局一番忖度されてるカットが一番良い感じになりましたw
やはりウーハーのハイカットを緩やかにすると明らかに解像度が下がるので48dB/octで決め、ミッドバスの調整になります。ローカットをしないスタガーは、低域がボヤけるし過多になるのでダメで、逆に急峻に48dB/octにすると軽すぎます。12dB/oct、24dB/octは中域の定位感をややぼやかしてるような感じになり、6dB/octもややその感じは出るものの、低域の芯の強さが圧倒的にあります。

ラインアレイと比べると、やっぱり奥行きでは勝てないものの、恰幅の良さでは圧倒し、ジャズでは雰囲気が出ますね。とりあえずこれでokとします。

IMG_1330.jpeg


スピーカーとラックの隙間に日の光が当たるとゴチャゴチャしたケーブルが見えてしまうので、またフェイクグリーンを買い足しましたw 最近ニトリのフェイクグリーンの品揃えが一層よくなってますね。
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あべ

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