2015/12/22
ドイツネタ
昨日、ヒトラーの画像を上げたので、今日はプフィッツナーの音楽でも紹介します。というのもこの作曲家は、ヒトラーがドン引きするほどの純ドイツ主義者でして、東西ドイツ統一記念日に演奏された際にはユダヤ人団体からクレームが入るなど、曰くつきの人なのです。
ですが、音楽はロマン派最後期の、ブラームスの延長線上にあるような渋い音楽を作っております。
有名なCDですとティーレマンのデビューCDで、同時代のR.シュトラウスと一緒の管弦楽曲集なんかありますが、R.シュトラウスのように賑やかな音楽とは一線を画しております。
個人的ベスト3!
3位/ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 作品43
2位/独唱と合唱、管弦楽、オルガンのためのロマン主義的カンタータ《ドイツ精神について》 作品28
1位/チェロ協奏曲 イ短調 作品52
CPOからボックスセットが出ていますが、どれも音楽的には買いです!
録音的には最善ではないかもしれません。80年代以前の録音のような雑音があったりというわけでもないのですが、いまいち精細さに欠く録音な気がします。なんだったらMP3で買ったほうが手っ取り早くて良いかもしれません。
最近の良い録音ですとHyperionのこちらが良いでしょう。演奏では上記のCPOの方が好きですけど。
あと、代表曲であるオペラの《パレストリーナ》もおすすめです。
《心》はいまいちかもしれません。同時代の指揮者クナッパーツブッシュが友人であるプフィッツナーに「この曲名は心じゃなくて腸にすべきだな!クソがいっぱい詰まってる!」なんて当たり散らしたとかいうエピソードがあったり。
スポンサーサイト
コメント