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DALIのこれ

DALIのこれ↓を聴きに試聴会に行って来ました。

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"KORE"と書いて"コア"と呼ぶそうですがコレとしか読めませんねw
ペア1600万だそうで、DALIのフラグシップです。私が注目したのは、昨今の各メーカーフラグシップクラスに増えている「プラスサブウーファー方式」、これを用いないDALIのフラグシップ機が低域をどうカバーしているか、と言う事でした。プラスサブウーファー方式は思いつくところでLINNの360、Persona 9H、アヴァンギャルドのTRIOや、↓1/28の記事のやつなどありますが、この方式のメリットはエンクロージャーやユニットの大きさに頼らず25Hz以下の超低域をラクラク出せてしまうところで、昨今のDSP技術と高性能D級アンプの登場によって急速に拡まりつつあります。これにはデメリットもあり、まずサブウーファー固有の欠点である群遅延の問題があります。サブウーファーのような超低域でカットオフを入れると1ミリ秒単位で遅れてしまいます。1ミリ秒と言うとネコパンチの速さが9ミリ秒ですのでどうってこと無いと言えば無いのですが、48dB/octとかで30Hzあたりにカットオフを入れると20ミリ秒は遅れますのでネコパンチ2発分は遅れてしまうことになります。(ユニットやアンプなど様々な要因で変わって来ますので大体。)人間の耳は低音の遅れに鈍感なのでそれでもちゃんと聴こえるのですが、遅れていないシステムと比べればやはり違いはわかります。遅れると位相が合わずピーク/ディップが出やすいと言う問題もあります。

これを解消するには、至極簡単な話、DSPで上の帯域にディレイを入れてやれば良いだけです。他のみんなも遅らせて同時にしてしまおうと言う共産主義みたいな方法です。しかしこれにも問題があり、全段にDSPを入れると上流がアナログな場合、AD変換を入れる必要が出てきて、アナログをデジタルにしてまたアナログにすると言う手間が入り、最近はADコンバーターのチップも高性能になってますので問題ないといえば問題ないのですが、精神衛生的に「なんか嫌」となってしまいます。さらに、売る方の側としてもDSPとスピーカーだけ売るとアンプがありませんので、よくわかっていないユーザーなんかから「音が鳴らないぞ!」とか「このDSPってやつ意味わからんから要らんわ」と言ったクレームが入るでしょう。アンプの出力が足りなくてサブウーファー部分が鳴らせないと言うこともありえます。それを解消するために↓1/28の記事のスピーカーのようにアンプも内蔵してセッティングまでしてくれてるスピーカーも出てるのですが、そうなると今度はアンプを作ってるメーカーなんかが商売上がったりになっちゃいます。立派なアンプをすでに持ってるユーザーなんかも手放す羽目になります。なので歴史のあるゴリゴリにピュアオーディオなメーカーですとプラスサブウーファー方式はまだ避けている状況です。

DALIなんかは割とエントリー向けの製品が評判よく、ゴリゴリにピュアオーディオってほどでもないので、プラスサブウーファー方式を取ってもおかしくはないと思ってました。そもそも、プラスサブウーファー方式にするにしてもエンクロージャーをそこまで縮小せず、スロープも急峻にしないでサブウーファーとウーハーの中間と言った設定にしてしまえば、遅延の問題は極めて低くできますのでプラスサブウーファー方式だからと言って、ピュアじゃないと言う事でもないのです。

おそらくプラスサブウーファー方式ですと、スピーカーケーブルの他に電源ケーブルを繋ぐ必要が出て来ますので、そこを嫌って通常の方式にしたのでしょう。
DARIのKOREは大きさが170cm近くあり、ウーハーの口径が30cmで、下は22Hzを狙っているとのことです。スペックは26Hz〜となってるのでポートのチューニング周波数が22Hzなんでしょう。
ウチのシステムは↓このように20Hz以下が過多気味wですので

タイトルなo
(リスポジ測定。周波数が2Hzから始まってますがこのマイクは5Hzから測定可能)

22Hzは出過ぎなほど出ているのですが、質の面ではやはりメーカー製から学べるものは多いだろうと考え、今回の試聴会は行くべきだと考えました。
過多なのは潟上のS氏(こちらの記事)の思い切りの良い低音を聴き「ここまで出して良いんだな」と改心した結果で、それまではフラットを心がけていたのですが、やっと自分の好みに正直になれた感じですねw
バリ過多ですが、並の音源では30Hz以下の低域はあまり入ってないので、普通の曲はフラットに聴けて、超低域のある曲はより効果的に聴けると言う塩梅にしてます。(まれに下手なアナログ起こしの音源だとサブソニック成分でゴゴゴゴうるさくなりますw )

今回、件のS氏と、いつもよくして下さるK氏と3人での出張でした。山形の鶴岡まで道中オーディオ話が止まらなく、めちゃくちゃ楽しかったですw
昼食は「つるおか家」と言うラーメン店。当初、酒田の「花鳥風月」と鶴岡の「肉蕎麦 叶夢」と言う店を狙っていたのですが、かなり並んでおり、諦めて飛び込みでつるおか家に行ったのですがこちらもとても美味でした。さすがラーメン王国山形といったところ。

さて、本題のダリコレの音です。
1600万円の音かと言うと?マークですが、フラグシップですので悪くはないです。中域以上のピントが合わなく、音場も定位も散漫な印象を受けたのですが、おそらく聴取位置と部屋の壁の問題かと思われますのでセッティング次第でこれは変わだろうと思います。こちらのオーディオショップは家庭で聴く感覚に近くするためかと思うのですが試聴ブースはそこまで広くなく、KOREクラスのスピーカーですと若干ミスマッチが起きてるのかなと推測しました。高域はキレより美しさ重視といった感じで、個人的にはもうちょい鋭さがあった方が好きかなと言う感じ。
問題の低域ですが、これまた部屋のせいかと思うのですが無視できるレベルのピークがありました。制動力はさすがと言ったところでバスレフでここまで綺麗にするのは素人では無理だろうと思わざるを得ませんでした。しかし腹にくるレベルの低さは無く、オルガンはやはり厳しいものがあります。スペック表にある26Hzは出ているでしょうし質も問題ないので、超低域を求めていない人には良いのかと思います。そもそもオルガンの音は8Hz付近からありますのでCDにはちゃんと録音できてなく完璧な再現と言うのは無理なのですが、システムで可聴領域外の20Hz未満がブーストされている状態ですと付帯音などで擬似的にそれらしく聴くことはできます。フラグシップならばそこまでやって欲しい感じはあります。
もしかすると、これからKOREとワンランク下のEPIKOREに合わせるサブウーファーを出す予定があるのかもしれませんね。

今回、アンプはカナダのCLASSEで、これは良い仕事をしていたかと思います。同メーカーのプリがあり、セッティングしてあったのにも関わらず聴けなかったのですが、これには機能が制限されているもののDSPが内蔵されているようで、やはり時代はDSPか!と嬉しくなりましたw
使わなかったのはおそらく上流がSACDプレーヤーなので、規格上デジタルで出力できないためDA-AD-DAの変換を避けてアナログのラインアンプにしたのでしょう。

道中、S氏からサブウーファーに頼らないウーハーのブースト法を習いまして、これの実験が目下の予定になりますw


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