2015/12/26
音楽のリアリティ
某高級スピーカーを一早く納品された方のブログを読んでいたら、こんな書き込みを見つけました。>ベテランの大先輩方からは、「オーディオ以前に、音楽との向き合い方から勉強してください。今は、全くダメです」と、厳しいアドバイスをいただいております。
ちょっと気になったので、ブログネタにしてみようかなと。
ざっとですが個人的見解です。
■論点1
ベテランの大先輩というのはただの偏屈な頑固爺さんなのかもしれない。
→電車内でマンガを読んでいる自社の社員を目撃し、解雇したとか言う新聞投書が最近ありましたが、その手あいの人の妄言説。
■論点2
ブログ主の方の音楽との向き合い方が実際オカシイのかもしれない。
→もし佐村河内守の大ファンで追っかけをしていた、とかだったら確かに音楽との向き合い方を勉強しろと言いたくなる気持ちもわかる気がします。
■論点3
そもそも正しい音楽との向き合い方というものが社会通念として存在するのか。
→そう言った考え方は人文学的文脈で言うところのニーチェの「神は死んだ」から、アドルノの「アウシュビッツ以後、詩を書くことは野蛮である」、「「大きな物語」の終焉」、そしてインターネットという新しい批評空間の誕生とともに、次第に消えて行っているものだと思います。(もっと遡るとバッハやベートーヴェンの出現とか、他にもいろんな節目はあったでしょうね。)
■論点4
単なる妬みじゃないのか。
→本人に訊いてみないとわかりません……
■論点5
そう言った言動は高慢か。
→むしろ、自分よりずっと経験のある人の言葉を傍から口出ししている私こそ高慢です。
ですが今の時代、老若男女問わず音楽離れがすすんでいるのに向き合い方を勉強しないといけないというのは酷な話ですぜ。
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