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メディア史からみる音楽史論

前回の論点を少し分解してみます。
音楽史をメディア史の方向から見てみると見えてくるものがあるかも?

< 声 - 楽器 - 宗教性 - 楽譜 - 劇 - 芸術性 - ラジオ - レコード - スピーカー - 音楽ランキング - アイドル - CD - MP3 - 握手券 - ヘッドホン - DAP - ハイレゾ - 定額聴き放題 >

ちょっと大雑把ですがこれらを一律に音楽メディアとして扱った場合、昨今のヘッドホン、イヤホンの高額化や、アマゾンの定額聴き放題の参入は音楽史的に何らかの方向へと向かう過渡期を示すものになるのではなかろうかと。
個人的な持ち物だった音楽が、社会のものとなり、再び個人のものに戻りつつあるのを感じます。特に定額聴き放題という音楽の再発見を促す聴取スタイルは、握手券やアニメソングなどのパッケージングされ、消費されるスタイルの音楽へのアンチテーゼのように思われます。

しかしながら今後、どのように音楽メディアが変わっていくのかはあまり予想がつかないので難しいですね。定額聴き放題が思いっきりズッコケる可能性も十分ありますし、オーディオも普通に衰退していくかもしれません。
最近、一時代を築いた人文学誌Inter Communicationの「音楽/メディア」という号を読み返しましたが、やっぱり8年前ともなると時代を感じました。




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