2021/01/28
軽率な計測
最近、計測用のマイクを買って計測しまくってます。以前まではスマホの計測アプリで大雑把な測定をしてたので精度もクソもない感じでした。
結構やりだすとハマりますね。測定用のぶいんぶいんいう音を鳴らしてると耳が変になり、ちゃんとした音楽を聴きたくなるのですが、上手い具合にピークやディップが消えるとやめられません。
イコライザーとかは使っていなく、DSPのネットワークのみで調整しているので、できる範囲は限定的なのですが、変化がよくわかるので試行錯誤を繰り返して目的を果たす快感を手軽に味わえます。
現在の状態
システム1・KEF Reference1(+RAAL 70-10D+サブウーファー群)

低域を5Hzからフラットにしようと粘りましたw
サブサブウーファーなんてハイカットが23Hz〜とかなのでほぼ鳴ってないのでは?と思われがちですが、20Hzから収録されてるCDなど鳴らしても明らかに違いがあります。低音に芯が入ります。ちなみにサブウーファーは39Hz〜67Hzで設定してます(減衰カーブの値はDSPの設定方法が独特なので表記しにくいですがサブサブは急峻めでサブは-12dB/octくらい)。
システム2・ウッドホーン+ラインアレイ+15インチダブル(+FOSTEX スーパーツイーター+サブサブウーファー)

元々完成ネットワークとサブサブだけで鳴らしていたので、調整不可な部分が多く、あまりいじっておりませんが、ローファイ感を出したくてJBLの2234Hの音を過多気味にしてます。ハイが出てなくてスーパーツィーターのハイパスを下げるべきなのですが、そうするとウッドホーンの音が全然目立たなくなったので高めにしました。このようにどのユニットがどれくらい音を出してるのかって言うのは計測機器がないと良くわからなかったので本当に便利です。
システム3・ヤマハ NS-1 classics(+Fountekリボンツイーター+サブウーファー群)

調整不足で、低域のつながりはフラットで素晴らしいのですが、出音はあまり良くないです。サブサブを自作した関係で、スピーカーセレクターの端子が足りなくなり、真空管アンプで鳴らしていたのをHegelのアンプに変えたところ、若干、微妙になってしまいました。おそらく今のスピーカーの設置方法ですと位相特性が悪いアンプの方が相性が良く、Hegelの現代の鳴りと合わないのだと思います。
と、思ったら単にアンビエンスツイーターとして入れていたFountekの結線がプラスマイナス逆でしたw なかなかいい感じです!
ついでにアンビエンスツイーターの位置も変えたグラフ

まだ買ったばかりで、他にもいろんな測定が可能なのですがグラフの読み方などよくわかっていないので勉強中です。
やっぱり測定をしちゃうと感覚が蔑ろになって数字ばかりを追ってしまうのが欠点ですが、原因と結果が結びつくことによって曖昧な感覚でやっていた調整がかなりやりやすくなります。
それにしても、こういうのはグラフの目盛りやマイク感度などの設定を変えるだけで、同じ数値でもパッと見、良く見えたり悪く見えたりってのは変え放題なことに気づきました。皆さんも、グラフを見る際、目盛りの入れ方には気をつけてくださいw
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