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自作スピーカーに必要な工具4つだけ説

ちょっと調子に乗って自作スピーカー指南みたいなのを書きますw
トリマーを導入して気が付いたのですが、自作スピーカーに必要な専門工具って、4つだけな気がします。丸ノコ、電動ドリル、100均クランプ、トリマーです。(あとはハサミとかねじ回しとか定規とか、一般家庭にあるもの)
これだけで結構なレベルのものが作れると思います。

自作スピーカーで一番ハードルが高いのはバッフル面の開口で、ホールソーなんて言う道具もありますが、私は自在錐と言う「バッフルを開口する以外に使い道ないんじゃね?」って言う感じの工具を電動ドリルに装着して使っていました。慣れると自在錐も簡単で綺麗にできるのですが、トリマーでも付属パーツを取り付ければできるし、トリマーの方が道具としての汎用性が高いので自在錐よりおすすめです。自在錐は大きい穴も開けられませんし。ホールソーは径が決まってますのでユニット毎に買い替えないといけなく無駄が多すぎます。
ちなみに簡単に言うとトリマーと言う道具は、ドリルのように軸が回転する道具で、垂直に刺して使う穴を開けるドリルに対し、横に動かして削って行くタイプのドリルみたいな感じで、溝を作ったり、先端のビットと言う棒を取り替えることで色々な形状や厚さの断面を、装飾したり整えたりできます。基本、溝を作る道具ですが、結局、溝を底まで深くすれば、カットすることにもなりますので、刃の太いジグソーや糸ノコのような運用ができるわけです。ただし、一回で掘れる溝の深さはわずか6mmとされていて、ビットを伸ばせる長さもそこまで長くないので、厚い板に対してはジグソーのような使い方はできません。が、私がやった範囲ではMDF材なんかは余裕で24mmくらいまで1発で掘れます。6mmと言うのは相当硬い木もしくは繊維質な木に対しての制限かと思います。
回転方向に合わせて一定方向に力を加え動かす必要があり、何回か使って慣れる必要があるかもしれません。カットする場合、下敷きの板も必須になります。
さらに、本来の使い方である断面を整えるという機能は、板を貼り合わせた際にできる段差を削りとることができます。気をつけても意外と貼り合わせは歪になりがちなので有用です。

あと、よく皆さんハタガネや大型のクランプを使ってボンドで板を貼り合わせてますけど、あれ、私は待つのが嫌なので普通に薄くボンド塗ったあと、ネジで貼り合わせてます。乾燥待ちで作業が中断されるのは普通にイライラしますw LS1/5/2Aのときはベルトクランプを使いましたが、計画では内側から金具で合わせる予定でした。工程をミスって金具が取り付けにくくなったのでベルトクランプに変更してます。
別に強力に圧着しなくても、車のジャッキを使わないとぶっ壊せないくらいには貼り合わせられますし。
ネジを使うと結局、木の響きが濁るとかなんでしょうかね?? ネジだと圧着が足りないとか? ボンドも併用しますので、熱や湿気の伸縮で接合がズレたりなんてことはないと思うんですが。 ネジ代が若干、嵩みますがハタガネだって結構な値段します。
量産する人なら、ハタガネの方がいいですけど、自作でそんなに数作らない人ならネジで十分では?

丸ノコはベースの角度を調整できるものが良いです。斜め切りはかなり有用です。
クランプは100均で200円で売ってる5cm幅くらいの物が4つあれば十分でしょう。丸ノコで直線を切る際、当て木を固定するときに使います。

私の使ってる道具の金額はこんな感じです。
・丸ノコ→13000円
・電動ドリル→4000円
・100均クランプ4つ→800円
・トリマー→10000円
丸ノコとトリマーはマキタ、電動ドリルはホムセンブランドの安いヤツです。

LS1/5/2Aは設計ミスで鉄筋が干渉しグラインダーで削りましたが、ちょっと設計し直せば4つの道具だけで十分また作れます。

自作は作業する場所が問題になりますが、電動ドリルは余裕、トリマーはギリギリ、室内で床に座りながら作業できます。トリマーは手元に掃除機を用意します。粉塵爆発の危険性もあるので火気厳禁。
丸ノコは騒音、粉塵、取り回し、全ての面で屋外か作業部屋でなければキツいでしょう。
逆に、丸ノコでやるべき作業を全てホームセンターに任せられるなら、あとは自室で座りながら全部作れると思います。うちの近くのホームセンターは、カットサービスは割に合わない作業なようで、めんどくさい客が増えないようわざと数センチ単位で誤差をつけやがります。そのうち本部にクレーム入れますw
部屋での作業はブルーシートも要りますね。

あと意外と直線の切り方知らない人多いな、と思ったので、簡単なやり方の画像作ったので貼っときます。
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丸ノコガイドを自作するともっと簡単ですが、道具を使うための道具を作るっていうのはなんとなく心理的ハードルが高い感じがするので、わかりやすいこっちの方法を書きました。ググれば山のように丸ノコガイドの作り方が出ますし。


そろそろLS1/5/2Aの調整をしたいのですが、測定マイクの専用アプリがRuntime errorで立ち上がりません。ググるとそう言う症状は過去にも出ていたようで、Windowsのアップデートで修正されるのを待つしかないような感じでした。最近、Windows11をクリーンインストールをしたせいなようで、サブのPC(Windows11)では普通に立ち上がります。
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コメント

初めまして、Kennethさんのブログから参りました。工具の話ためになります。ネジ止め併用は重要なポイントだと思いました。一度それで作ったことあるのですが、仕上げに少々手間がかかり、今は速乾ボンドに向かっています。ただいずれにせよ、待つことには変わりないですね。

ありがとうございます

ひでこんさんコメントありがとうございます。
kenbeさんのブログでひでこんさんの名前はお見かけしていて、ブログも読ませていただいておりました! 真剣に熱心に取り組まれていて、機会があればやりとりしたいなと思っていたのですが、其方から書き込んでいただいて恐縮しております。ありがとうございます。

おっしゃるようにねじ止めも意外と手間がかかりますね。まずズレが結構起こる事でしょうか。下穴を開けないと確実に数ミリずれますし、下穴を開けるにもちゃんと固定しないとズレます。固定してても固定が甘いとズレますw 固定のために木を傷める事もありますし。
さらにネジを見えないように隠すのも苦労しますね…。私なんかは塗装が苦手なのでホームセンターや100均でも売ってる塩ビの壁紙シート(カッティングシート)を塗装の代わりに貼ったりしてますので、上から貼るだけですが、塗装するとなるとなかなか難しいです。
私はとにかく待つのが苦手なので「待つくらいなら手を動かして作業する」と言う、貧乏性みたいな根性でねじ止めを多用している感じですねw
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あべ

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