2022/03/04
インパルス応答を調整した話
相変わらず、OMNIMIC v2のアプリが立ち上がりません。Windows10もしくはWindows10からヴァージョンアップした11なら立ち上がるのでサブのPCとか使って計測出来るのですが、なんとかなんないかなーと調べてたらフリーソフトのREWでも OMNIMICが使えることを知って、……と言うか以前やったけど、OMNIMICだとオーディオインターフェイスを介さないせいで出力側のキャリブレーションができず正確なのかわからず、尚且つ、多機能すぎてよくわからなかったため断念してたの忘れてて、(再)挑戦してみました。
相変わらず、多機能すぎてよくわからない部分が多いのですが、なんとか使えます。キャリブレーションができないので、やっぱり正確ではなさそうですが。
いじっててふと、hypexのプレートアンプの DSP設定アプリに計測機能があるのを思い出しました。以前、いろいろ設定をしてみたものの計測音が出せず、やっぱりOMNIMICは USBで直でPCに繋ぐからマイクとスピーカーのシステム的なやつが分断しちゃって使えないんだなーと、オーディオインターフェイスの重要さを勝手に思い知ってたのですが、今回、何度も音出しに挑戦したら、なんと、出すことに成功しました。
音が出なかったのは簡単な話で、DDCの MC3-USBが、最初の信号を検知してから音を出すまでラグがあり、音楽などもビットレートなどが変わると曲の頭が聴けない仕様になっていて、測定アプリの計測音もその仕様のせいで聞こえなくしていたのでした。その上、アプリ自体も自動でASIOの設定を切り替えているようで、下手すると同じ設定で3回ほど計測ボタンを押さないと音が出ない事があるのです。何ごとも粘り強くやる事が大切、ということですw

と言うか、f特なんかは計測した値をそのまま DSPで操作できて、しかも計測しなくても予測までしてくれる神機能も搭載してます。hypexマジ凄い。
そんなこんなで、一気に計測アプリが3つになり計測体制は万全に整いました。
f特はhypexで計測した方が断然便利ですが、インパルス応答に関しては起点の音が出ないし、グラフも見づらくて操作しにくく、諦めてREWでやってみました。(インパルス応答はキャリブレーション関係なさそうだし)

Timingのところを「Use acoustic timing reference」にし、Ref outputを計測するスピーカーとは逆のチャンネルにします。するとピ!っと測る起点の音が出てからビョイーンっとスイープ音が出ます。(ピ!が高い音なので測るチャンネルから出すとツイーター以外測れない)
これをツイーター、ミッド、ウーハー、サブ、サブサブと各ユニットやり、インパルス応答のグラフを見て音が出るタイミングを確認、誤差を計算して、 DSPのディレイで合わせる、と言う作業。

人間の耳ではどれがどのくらい遅れているのか早すぎるのか全くわかりませんが、計測機械があればすぐわかります。計測機器すげえ。

下がインパルス応答。
リスニングポジションからの計測でここまで合わせました。サブ、サブサブウーハー含む)
箱のせいかと思われる乱れが結構出てます。やっぱりもうちょい板厚くしたほうがよかったなー。よれよれのマジックテープの1箇所がモロにビビりを出してるので、そこに関しては直せばなんとかなるんですがw
waveletのwaterfallはこんな感じです。やっぱ部屋の影響で70Hz、120Hz、350Hz付近のディップが出てます。

試しにKEFのReference 1も測定。(サブ、サブサブは無し。通常位置より30cmほど内側&10cmほど前の配置、リスポジから計測)

さすがのインパルス応答です。f特は部屋の影響がモロくそ出てます。
インパルス応答を合わせるとやはり位相が合うので、f特もフラットになります。
聴感でも正確!と言う感じがわかります。なにか面白みは減った感じもなくもないこともあるにはありますが……。
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コメント
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2022/03/05 13:36 by 編集